建築構造設計べんりねっと   

 過去の会議議事録 No.13

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地中梁あばら筋隅部フックについて 投稿者:miyachan 投稿日:09/05(月) 17:15  
東京都建築士事務所協会発行の鉄筋コンクリート構造配筋標準図(1)によると、
地中梁で梁成が1500を超える場合のあばら筋はL型を組み合わせて対角に2か所
のフックをとる形状となっていますが、これは底版及びスラブが取り付く地中梁
でなくても良いということでしょうか。(条件に梁せいが1500を超える場合としか
記載が無いので判断に迷っています。)


屋上煙突の耐震診断 投稿者:貫徹 投稿日:09/03(土) 14:13   
屋上から突出している煙突の曲げ耐力の算定方法について教えて下さい。
900*900の正方形型煙突で内部に600φの煙道がある場合の曲げ
耐力ですが、Mu=0.9*at*σy*dで算定してよいのでしょうか?。またその場合のdは煙道部分を引いたコンクリ−トの肉厚とすれば良いのでしょうか?どなたかご教授ください。また参考となる書籍があれば教えて下さい。


Re: 屋上煙突の耐震診断 第2種構造事務所 - 09/03(土) 16:54  

久々にお邪魔させていただきました。
パクらせていただいた名前ですが、やはり本家にお返しして、半分パクリの上記の名前にさせていただきたいと思っています。本家の喰えないサンありがとうございます。

さて本題ですが・・・

以前、同じ様な形で、煙突のチェックをしたことがあります。
診断業務の中の一環として資料を作ったわけですが、そのときのことを少し・・・

まず、煙突と言うと垂直材なので柱として・・・とも思ったのですが、煙突にかかる軸力(殆ど自重のみ)と言うことで、ご指摘の梁の終局曲げ式を用いました。剪断式についても梁の式を準用しました。

そこで曲げ式の d については、中空部分を考慮せず、上記の煙突ならば 900 とし、鉄筋は引張側片側としました。
剪断式の b は、診断方向に直交するWEB成分、上記の例ですと 900-600-カポスタックの厚さ分?を差し引いた厚さとしました。

そして、最上階からの持ち出し長さ分で算定し、判定に使う剪断力については、水平震度? k=1.0 とし(煙突自重)、曲げについては、逆三角形分布荷重とし、持ち出し長さの 2/3 の位置に自重全体がかかるものとして、柱脚部(煙突脚部)の曲げを算定しました。

この算定した数値と、前段で算定した終局式の値で判定をしました。

以上のようなことで無事?判定会を通過したことがあります。

何かヒントにでもなれば・・・


Re: 屋上煙突の耐震診断 喰えないラーメン屋 - 09/03(土) 23:06  

>そして、最上階からの持ち出し長さ分で算定し、判定に使う剪断力について>は、水平震度? k=1.0 とし(煙突自重)、曲げについては、逆三角形分布荷
>重とし、持ち出し長さの 2/3 の位置に自重全体がかかるものとして、柱脚
>部(煙突脚部)の曲げを算定しました。

許容応力度設計ではないので、
煙突耐力Qmu=Mu/H H:煙突高さ
Is=Qmu*F/W( F=1.0と仮定)
判定Is=W*1.0
比較になります。
建物重量に対して幾らの耐力があるか・・・です。
ウェブ部分の引っ張り鉄筋も考慮するとMuが大きくなります。=多段配筋。
再来来週(?)から1年振りに耐震物件にありつけそう。(^^ゞ


Re: 屋上煙突の耐震診断 第2種構造事務所 - 09/05(月) 12:02  

説明がうまくいってなかったようです。

@ 終局モーメント Mu より 終局剪断力 Qmu を求め、さらに終局剪断力式から Qsu を求め、それらの大小から終局耐力が曲げで決まるか、剪断で決まるか判断する。

A kW と 終局剪断力(Qmu、Qsu)の比較で、補強が必要か、判断する。
さらに、2/3HW と Mu との比較をする。

当然、算定した終局モーメント、終局剪断力のほうが大きければ補強は不要ですが、小さいときは補強が必要になると・・・

そのときは、上記比較で Is は求めませんでした。


Re: 屋上煙突の耐震診断 喰えないラーメン屋 - 09/05(月) 14:19  

>説明がうまくいってなかったようです。
 同。間違った表現をしました。(^_^;

>(2) kW と 終局剪断力(Qmu、Qsu)の比較で、補強が必要か、判断する。
>さらに、2/3HW と Mu との比較をする。
その計算方法は設計の必要保有耐力と保有耐力の比較で判定する方法ですよね。
W(=Q)とQuの比較をするだけで良いのでは。
M=2/3HQ(Q=W)とMU(=Qu×H)と比較すると、Q<2/3Quで良いことになりますので意味がないです。
耐震診断では外力を仮定しませんので応力と耐力の比較は行いません。
強度と重量の比率が幾らあるかで判断します。結果は同じになりますが・・・←細かいことをつついてスミマセン。


基礎杭について 投稿者:清水 投稿日:09/03(土) 16:17  
よろしければ御意見お聞かせ下さい。
最近(世間的にはもう何年か経っているかもしれませんが)、既製コンクリート杭の認定工法(メーカー独自の工法および支持力)が増えており、φ1000程度まででかなり大きな支持力(先端の係数α=400、設計支持力=500ton以上)をとれるものが出ています。
以前ですと地盤の条件にもよりますが、直接基礎は別として建物規模から場所打ち>α=200or250の既製杭埋め込み工法>摩擦杭、鋼管ねじ込み というイメージだったのですが、上記の高支持力杭(というらしいです)が、場所打ちにとって変わるケースが多いようです。
そこでその高支持力杭工法の扱いについて、御意見いただきたいのですが、
@私なりに施工法などを見させて頂くと、以前のα=250の一般認定工法と比べても、どこにα=400、摩擦力も2倍もとれるような違いがあるのか分からないのですが?先端の拡大径を大きくすればいいものなのでしょうか?施工方法自体はかわらないで、メカニズムをこじつけて支持力だけ大きくしているような印象を受けたのですが?
A2次設計(終局)時の水平耐力についてですが、どのような考え方(もしくは文献)を基本にしていますか?(もちろん基礎指針は当然ですが、その他に)
 支持力の増大に伴って、1本当たりに受ける杭の水平力も大きくなりますので、当然2次設計を必要とする建物ですと、SC杭を使用することが多くなると思います。その場合、基礎指針にはBromsという方法も示されていますが、通常の地盤弾性反力法以外で考えるべきですか?地盤のバネにしても算定方法は無数にありますが、どのように考えていますか?杭頭の応力を小さくするために何か杭頭固定度を落とすようなことを考慮していますか?

長くなってすみませんが、一部ですもいいので、何か御意見あれば教えて下さい。


Re: 基礎杭について 青虫 - 09/04(日) 11:48  

私も最近のPHC高支持力杭については通常の認定工法(α=250)
と比べて、杭の形状、施工法も大して差が無いように思い、疑問
に感じてました。
本当にこんなに支持力が違う?

勝手な推測ですが、元々従来の認定工法も実際はもっと支持力が
取れたのだが、そのまま支持力を大きくするのは、国土交通省
として望ましくない。よって、無理やり形状を若干を変える事
で高支持力杭を認めた。

高支持力杭が出た頃、メーカーの営業から聞いたのですが、今までは
既製杭同士の争いだったのだが、仕事が減ってきた昨今では場所打ち
杭を含めた競争になってきた。高支持力杭の開発をする共に、価格を
下げる方針になってきているとの事です。
なにか政治的な臭いがする?(笑)


Re: 基礎杭について パイルドライバー - 09/04(日) 12:05  

こんなことを書くと問題が大きくなると思いますが。
実際、PHCの認定工法でも支持力がかなりでていた。当時の認定は、支持力係数を確認することであったためだと思います。節や突起が本当に必要かどうかここで記載すると問題になるので書きませんが、メカニズムよりも実験重視の傾向にあるため、ある程度のこじつけはあるにせよ、実験により確認されているといくことで認定は通る傾向にあります。(うまく説明がうまくいかなければかなり支持力を提言されると思います。)
初期の認定摩擦杭工法にて、固定であった摩擦の係数を変えることが可能にした経緯があります。これが後の告示の改正に影響を与えたみたいです。
最後に、質問の回答になるかどうかわかりませんが、一般的に径が大きくなると支持力係数が小さくなる傾向にあるみたいです。本音を申しますともう少し建築の構造設計の方も地盤に強くなった方がいいのではと感じております。そうすればそれが本当かどうかわかってくると思いますよ。



Re: 基礎杭について パイルドライバー - 09/04(日) 16:52  

二次設計についてですが、要求性能がどういうものかにより設計法も変わってくると思います。二次設計ですので、パイルキャップまたは杭自体の曲げ破壊も許容するような設計法も考えられます。細かい設計手法については、たくさんあると思いますのでここでは書きませんが。
杭頭固定度については、軸力および曲げにより固定度が変化するため定量的に扱うのは難しいのではないでしょうか。これは、露出型の柱脚についてもいえます。でも、実務ではどんな応力状態でも同じ回転剛性を使っていますね。不思議です。
まあ、よく解らないから固定でやるのが一般的みたいですね。
地盤のバネとは、地盤反力係数についてだと思いますが、これも一般的には700N[kN/m2]を使っているみたいですね。本当は、ひずみレベルによって違うと思うのですが、計算が難しくなってしまうのでこれを使うしかないのではないでしょうか。基礎構造設計指針では非線形解析を進めていますが、実際はそんなに変形はしないと思いますけども。あとは、設計者の設計方針によっていろいろあるのでよく解りません。


Re: 基礎杭について 清水 - 09/05(月) 00:20  

ご返答ありがとうございます。
支持力の方は、杭メーカーに突っ込んで聞いたら、同じような回答が出てきたことがあります。確かに構造設計者がもっと地盤について勉強するなり、よく考えて対応する必要があると思います。地盤工学会等の論文発表等では、かなり多様多種な基礎についての提案や考察がされていながら実務に生かされていないように思います。


Re: 基礎杭について パイルドライバー - 09/05(月) 06:16  

地盤工学会の本なんかは大変参考になると思います。
また、杭に限らず土木の場合は沈下の計算をする場合が多いです。杭を打ったから沈下しない訳では無いことに注意しなければなりません。引き抜きについてもそうです。直接基礎については、必ずやるべき項目だと思っています。でも、結局許容支持力の検討のみに終わっているのが多いと思います。
逆に、こういった点はどう考えているのか知りたいです。


大庇・・・の続き 投稿者:喰えないラーメン屋 投稿日:09/01(木) 11:21  
カトリーヌによる木造住宅(2×4)の被害・・・。(゚o゚)
日本の2×4と違うのでしょうか。
2chには雨戸がないからじゃないかとのカキコもありましたが・・・
平坦地の一軒家は風圧が大きいせい?


Re: 大庇・・・の続き こん - 09/01(木) 11:45  

カトリーヌによる被害は風だけでないようです。
 家が残った人の談話に、「水が押し寄せて来たので
ドアを開け、水が家の中を通る様にしたため、押し流されないで
済んだ」と言っていた人がいました。
水辺の住宅は軒並み押し流されたようですね。
 被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。


Re: 大庇・・・の続き 喰えないラーメン屋 - 09/05(月) 03:35  

ハリケーンの名前と女優さんの名前と間違えました。(^_^;
東京でも洪水があったようですね。
風が出てきました。


無線基地局のアンテナ 投稿者:もぐら 投稿日:08/22(月) 11:53  
いつもお世話になっています。
ビル屋上に携帯電話の無線基地局を新設し、既存の広告塔の架台にアンテナ(皿状でなく棒状のもの)を取りつけるのですが、広告塔架台の安全性を検討するのに、そのアンテナ支柱の取りつけ部分に働く荷重は、アンテナとアンテナ支柱の見付け面積による風荷重と地震力(力は僅かですが一応)で良いと思われますか?
見た目でもほとんど問題無いようなごつい部材に取りつけるため、構造計算なんかしなくても良いよって云えちゃいそうなんですが、ビルオーナーから検討書(計算書)をだすように云われて作る破目になりました。
一応、変形量や振動は無視して、応力だけ持つことを示そうと考えていますが、何か他に気をつけておいた方が良さそうな事などあればご教授下さい。
(避雷針設置の検討と同じ程度と考えていますが認識が甘いでしょうか?)


Re: 無線基地局のアンテナ 本当のもぐら - 08/22(月) 12:07  

すみませんが”もぐら”というハンドルは私が使用していますので使用を差し控えて下さるよう御願いします
投稿時には同じハンドル名が無いか確認して下さいね


Re: 無線基地局のアンテナ もずらいし - 08/22(月) 12:41  

本当のもぐらさん。ごめんなさい。名前変えさせていただきます。


一貫3のユーザーの方へ 投稿者:仙人 投稿日:08/28(日) 22:04   
一貫3のユーザーの皆さん、柱脚オプションが、ルート3対応になりましたね。
流してみて、もの凄い柱脚になりますね。コラムの250×12程度の柱になると
一般露出柱脚じゃ、設計不能のようです。アンカーボルトの本数を増やしたり、径を大きくしたり・・・
なかなか、収まりませんね。コンクリート強度も、あげないと収まりません。
S造のRC基礎に、FC24以上を使うとなると、気が引けますね。
秋山博士の柱脚の耐震設計という本を参考にしてあるようですが、これは、
RC立ち上がり柱脚の主筋や、フープの効果を無視した検討に思えますけどね。

ココで、気づいたことを・・・・

1.柱脚オプションにおいて、コンクリートの破壊防止で、定着板を入れない場合は、
  現在は、検討3のみ計算しませんが、検討4も定着板による基礎コンクリートの割裂防止ですから
  これも、計算しなくて良いはずです。SBASEにも、書いてあります。

2.SBASEのマニュアルによると、検討式5、6は、ルート3でアンカーボルトに伸び能力が
  ある場合に検討するとありますので、伸び能力がない場合は、検討する必要が無さそうですが・・・・・

  検討3〜6があると、すべての物件でNOに成りますから、検討させたくないですね。

3.ベースプレートの破断防止の検討が無い。
  これは、あったにしても、収まることは確実ですから、無くても良いのですが・・・・

以上です。他に、要望とかありましたら、サポートの方に言って貰えれば助かります。
一人の要望やバグの指摘じゃ、効果が薄いですからね。
よろしくお願いします。

喰えないさん、使ってみられましたか?こちら、過去の物件を、いろいろといじっていますが
バネ固定で一般柱脚を使うのは、無理そうな気がしてきました。
スンナリ、ベースパックとかの既製品を使ってくれと言う気の利いた依頼者が
居れば良いのですけどね。




Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/29(月) 21:07  

ベースPLが厚すぎると思ったら、存在応力から算定していませんね。
アンカーボルト許容耐力からのMで、検討しているようです。
さっそく、存在応力で、検討するよう要望を出しました。


Re: 一貫3のユーザーの方へ 喰えないラーメン屋 - 08/30(火) 08:57

やっと、DL、インストしました。
試用はまだ先です。
ルート3なら存在応力は無いのでは。


SS2ユーザーNANODE ガラパゴス - 08/30(火) 11:06  

ソフトの計算内容は分かりませんが、もしかして仙人さんは柱脚の保有耐力
接合を満足させようとしていませんか?
建築センター「建築物の構造規定1997版」P.304のフロー8or11,柱脚の
保有耐力接合の判定NO時で検討すれば、□ー250x12でA.BLT:ABR400M-27x8本
B.PLT:470x470x32程度で充分(過大)のはずですが‥
それと既成品でも保有接合満足してるのはベースパック(S3除く)のみで、
ハイベース等はフロー8で検討となっています。個人的に柱脚のフロー8,11
は過大規定だと思ってます。


Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/30(火) 12:36  

ガラパゴスさん、コンニチワ。
保有耐力接合は無理ですよ。ちゃんと分かって、操作していますよ。
喰えないさん、ベースプレートの厚みは、許容応力度から求めていますよ。
そこのとこも、分かって使っています。
とにかく、厚みが厚いです。


Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/30(火) 13:23  

一貫ユーザーでない方には、申し訳ないですね。
ベースの算定で、下記のように、XY方向ともbMdが同じ値であることから
アンカーボルトの許容引張から、ベースのMを出して、算定しているようです。
短期の存在応力から求めていないので、ベース厚が厚くなります。
圧縮側は、存在応力からのようですね。
SBASEで求めると、25oですみました。

***********************************
+-----------+-------------------------------+-
| 符号 | 1C |
| | 1F 階 B 通 1 軸 |
+-----------+---------------+---------------+-
|ベース形状 | 45.0X 45.0 材質 SN490 | |
|アンカーボルト | 3- 3- 8-M27 SN490 | |
| Jx Jy | 35.0 35.0 | |
+-----------+-----X方向----+----Y方向-----+-
| NL (NS')| 236 ( 8)| | |
| NEL (NER)| -48 ( 48)| 66 ( -66)| |
| ML (MS')| -5 ( -0)| 4 ( 0)| |
| MEL (MER)| 70 ( -70)| 81 ( -81)| |
| QL (QS')| -9 ( -0)| 4 ( 0)|
| QEL (QER)| 47 ( -47)| 54 ( -54)| |

| Td Ta | 38.3 139.6 | 51.2 139.6 | |
| cσc cfc | 7.0 16.0 | 7.9 16.0 | |
+--ベース---+---------------+---------------+-+
| tb bMa | 30(mm) 56.3 | |
|圧縮bMd/bMa| 9.1/bMa=0.16 | 10.2/bMa=0.18 | |
|引張bMd/bMa| 54.9/bMa=0.98 | 54.9/bMa=0.98 | |
+--リブ-----+---------------+---------------+-+
| h tr S | 150 9 6 |
|rQd τ1 τ2| 98 73.0 85.0 |
|fs τmax/fs| 187.6 0.45 | |
+-----------+-------------------------------+-+
|警告NO. | | |
+-----------+-------------------------------+-
*********************************

秋山博士のコンクリート破断の検討は、省略して
下記のTd/Pbが収まりません。ボルト径をあげるとOKですが
今度は、剛性が上がり、いたちごっこになります。
このコンクリートの検討が?ですね。
FC24でも、収まりません。コラム250×12でですよ。、
物件によっては、FC46でも収まりません。
これは、どうも、バグ臭いです。

*********************************
9.2.2 露出型柱脚のボルトとコンクリートの応力の検討

Tb :アンカーボルト群に生じる引張力 (kN)
Pb :アンカーボルト群の耐力 (kN)
σc:コンクリートの最大圧縮応力度 (N/cm2)
Fc :コンクリートの基準強度 (N/cm2)

9.2.2.1 X方向左加力

+----+------+----+-----+-----+------+------+------+
| 階 | 通り | 軸 | Tb | Pb | σc | Fc | 判定 |
+----+------+----+-----+-----+------+------+------+
| 1F | A | 1 | 457 | 448 | 1836 | 2400 | NG |
| 1F | A | 2 | 457 | 448 | 2528 | 2400 | NG |
| 1F | A | 3 | 463 | 448 | 2434 | 2400 | NG |
| 1F | A | 4 | 347 | 448 | 1902 | 2400 | OK |
| 1F | B | 1 | 451 | 448 | 1840 | 2400 | NG |
| 1F | B | 2 | 467 | 448 | 2611 | 2400 | NG |
| 1F | B | 3 | 462 | 448 | 2479 | 2400 | NG |
| 1F | B | 4 | 340 | 448 | 1905 | 2400 | OK |
+----+------+----+-----+-----+------+------+------+


Re: 一貫3のユーザーの方へ もぐら - 08/30(火) 14:03

>仙人さん
私はBUS3ユ−ザ−なのですが、柱脚に関してはBUSで計算しません。
ベ−スやボルトが感覚よりも大きくなってしまうからです。
自家製EXcelで柱脚バネを計算→BUSに入力→出た応力でEXcelで断面算定。
自家製なので計算結果は多少は塩をふれます。

たしかBUSはBPLの計算を片持ちとして計算してた..かな?(不確定情報)
なので厚くなってたような???使っていないので確かではありませんが。


Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/30(火) 15:53  

ガラパゴスさん再びです。
一貫の柱脚オプションは、フロー12に対応したと言うことです。
でも、構造規定では、この場合の設計例が説明されていないので
構造ソフト側も、検討方法が分からないから、ルート2までの対応と
していたそうです。
SBASEが、それに対応しているよと教えたから、それを真似して
ルート3対応となったのです。

構造規定見ると、アンカーボルト算定は、構造ソフトのやり方が正解みたいですね。
ボルトの許容応力算定までも、構造規定の例題に従う必要があるのか?ですね。
P=at×ftを使ってありますね。
SBASEでは、存在応力ですね。
どちらを選ぶかは、ユーザーの選択に任せれば良いと思いますけどね。
Tb/Pbを満足させるために、径を大きくすると、ベースプレートも
厚くなることになりますね。


Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/30(火) 21:09  

もぐらさん、どうもです。
>たしかBUSはBPLの計算を片持ちとして計算してた..かな?
そう言うことはないと思いますよ。構造規定の例題に従って居るんでしょうね。

まあ、おかしいところは、エディタでチョコチョコと書き換えて
出力させる手もありますね。SBASEとかで、確証を得てからですね。

もう、モルモット役は、コリゴリです。
動作確認したうえで、UPすればよいのに・・・・・
ユーザーからの指摘を待って、修正するのが、構造ソフトのやり方ですからね。


Re: 一貫3のユーザーの方へ ガラパゴス - 08/30(火) 22:06  

フロー12ですか‥それはまた‥

で上の計算例の「B1通り1軸」の応力を使って、手計算とSS2の柱脚でやっ
てみたのですが、Tbの値がおかしいようです。
手計算,SS2ともTb=約110kN(安全率1.2で計算)で出てきますので‥δc=1840
の方はTb=451KNとした場合、手計算の結果とほぼ一致するようです。

どうも、柱脚保有耐力接合時の必要耐力でA.BLT群に生じる引張力を、A.BLT
群に生じる引張力でRCの最大圧縮応力度を求めているような感じです。


Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/31(水) 13:37  

ガラパゴスさん、どうもです。
よく、あれだけの資料から逆算されましたね。
メカニズム時応力とかも必要だったのじゃないですか?
相当、手慣れた感じの方だとお見受けしましたが・・・・・
柱脚の回転剛性は、施工性を考慮と、少しでもボルト等を小さくするために
0.8に低減しています。
やはり、Tbが間違っていますか。
これも、一応、再検討するよう、構造ソフトに言っています。


大庇の風力係数 投稿者:Lion 投稿日:08/25(木) 11:50  
倉庫建物、L=14mの吊り庇なのですが、みなさん
風力係数はどうされていますか?
庇はかなり安全側の係数を取るべきなのですが・・・
吹き上げ1.8でしょうか


Re: 大庇の風力係数 toyochan - 08/25(木) 13:49  

Lionさん こんにちは
ぎょうせいから出ている「改正基準法の構造関係規定の技術的背景」によると
 屋根上面の外圧係数−軒下壁面の外圧係数となっているので
1.8くらいになると思います。


Re: 大庇の風力係数 喰えないラーメン屋 - 08/25(木) 15:53  

建築物荷重指針・同既設(1981)p305に計算例が載っています。
風上側Cf=−0.4−0.8=−1.2とCf=0−0.8=−0.8になっています。
風下側Cf=−0.5−0.4=−0.1です。
構造問題快答集2−Q1に、「建築の規模に比肩しうるほどおおきなひさしについては、風洞実験などを行って値をきめるべきでしょう。」と書いてあります。
折版メーカーさんが、何らかの資料を持っているのでは?
横風の本体への影響にもご注意。


 喰えないラーメン屋 - 08/25(木) 15:55  

↑の0.4や0.8は昔の規準のCfです。2001年以降に読み替えて下さい。(念のため)


Re: 大庇の風力係数 知識不足の構造屋 - 08/25(木) 17:49  

こんにちは。

1.8は、壁の影響で吹き上げとして作用する出寸法が2〜3m程度までの庇に対してではないでしょうか?
14mの庇先端にも1.8の吹き上げが作用するとは考えにくい。
例えば、14mを3等分して、壁際1/3部分は1.8とし、先端1/3部分は1.0とし、中間はその平均とするのはどうでしょうか?
実際は実験しないとわからないおもいますが。


Re: 大庇の風力係数 Lion - 08/25(木) 19:56  

みなさん、RESありがとうございます

14mなんて巨大な庇は初めてなもので皆さんのご意見
参考になります、「知識不足の構造屋さん」のおっしゃる
通り全面に-1.8は過剰な気がします、14mと言えば庇と
言うより建家の屋根と考える方が正解ですね、勾配が1寸
以下ですから片側解放の風下側なら-1.1、風上で-1.6・・・
この当たりを参考に決めましょう、勿論建家側の受柱も
モデル化して解析をします。
「建築物荷重基準案」1975年版を未だ使ってます>喰えないサン


Re: 大庇の風力係数 喰えないラーメン屋 - 08/26(金) 08:21  

>「建築物荷重基準案」1975年版を未だ使ってます>喰えないサン
1975。生まれる前だ・・・キャ〜ッ。o(^-^)o

軒出とヨコ長さと取付高さによって相当変わるのでしょうね。
出14mヨコ長10mの場合と、ヨコ長100mと違うでしょうし、庇の上下の壁高さによっても違いが・・・うみゅ?、いくらにすればよいか???



Re: 大庇の風力係数 Lion - 08/26(金) 09:19  

喰えないサン

>>出14mヨコ長10mの場合と、ヨコ長100mと違うでしょうし、

その100mの方です、庇だけで1300平米あります、
-1.2 くらいでやっつけようかと、この辺は構造屋の裁量、
こちら審査は民間なので基準法以外は私の意見が通ります、
いや違った通します。


Re: 大庇の風力係数 喰えないラーメン屋 - 08/26(金) 19:01  

M師匠が、「**の屋根が飛行機の羽根のようにヒラヒラしていた。」と失敗談に書いていたのを思い出しました。
先端と元端、外端と内端、風が吹いたり止まったり・・・なんか、難しそう。
いっそのこと浅草寺の雷門提灯みたいに台風時には縮めてしまえば簡単かと・・・(^_^;


Re: 大庇の風力係数 もぐら - 08/30(火) 14:12  

>Lionさん 亀レス失礼
風は恐いですね。私も20mのゴルフ練習場のネットのポ−ルを2年前に設計しました。
地盤が悪かったのですが、”配電規定”によって設計し、ポ−ルを地盤に突き刺し周りをコンクリ−トで固める方法です。
強風時にはネットが外れるように簡単に付けといてねと業者には言っておきました。
この間の台風時には自宅よりもこの案件を心配しました。
おかげさまで大丈夫でしたが、暫くは台風が恐いです


Re: 大庇の風力係数 Lion - 08/30(火) 20:25  

喰えないサン&もぐらサン
結局Cf=−1.3で解析しました、思ったより部材は
コンパクト、それも積雪30cmで部材が決まるようです
吊り材は勿論吹き上げ=圧縮材で決まりますが。。。

米国のハリケーン”カトリーナ”のように風速80mが
来たら駄目でしょうね、Cf±2.5位見ないと、怖〜い・・・
多分私の生きている間は大丈夫(^^


ハニカムビームについて 投稿者:2年生 投稿日:08/23(火) 14:59  
今度、耐震診断を実施予定の建物でハニカムビームが使用されています。
ハニカムビームの終局耐力を算定するにはどうすればよいのでしょうか?
H形鋼の塑性断面係数を求める式をそのまま使用していいのでしょうか?


Re: ハニカムビームについて 喰えないラーメン屋 - 08/23(火) 15:26  

>H形鋼の塑性断面係数を求める式をそのまま使用していいのでしょうか?
あきまへん。ラチスの一種です。


Re: ハニカムビームについて 喰えないラーメン屋 - 08/26(金) 08:31

(増補改訂版)新耐震設計法Q&A集(日事連・B5青色)にトラス梁、有孔梁の計算例がありますので、参考にされたら如何でしょうか。


Re: ハニカムビームについて 2年生 - 08/29(月) 15:52  

ありがとうございます。参考にさせていただきます。


鉄骨耐震診断の柱脚について 投稿者:toyochan 投稿日:08/24(水) 09:33  
鉄骨造の耐震診断で、下記の柱脚についてのお考えをお聞かせください。

露出柱脚で設計されている(A.B.はSS400)のですが、H300の根巻きがあります。(いわゆる300根巻き型)

根巻きが小さいため、靱性指標は露出型、A.B.に伸び能力なしで1.0となり、
新耐震でも2000年以前のものは、柱脚でNGとなるものが出てきます。
これ、救い用はないでしょうか?
根巻きの効果は?

補強としては、根巻きを継ぎ足すのが簡単そうですが、部屋の中に出てくるので困るとか...


Re: 鉄骨耐震診断の柱脚について AKIRA - 08/24(水) 15:58  

それでしたら 柱BPL下端レベルを下げてはどうですか。根巻きが部屋内に出てこなくなりますけど・・・・。


Re: 鉄骨耐震診断の柱脚について 亀山耕造 - 08/24(水) 16:37  

耐震診断してるくらいだから既存でしょ
無理じゃないかな〜 ????


Re: 鉄骨耐震診断の柱脚について 喰えないラーメン屋 - 08/24(水) 18:27  

>根巻きが小さいため、靱性指標は露出型、A.B.に伸び能力なしで1.0となり、
>新耐震でも2000年以前のものは、柱脚でNGとなるものが出てきます。

耐震診断に新耐震???
別物と割り切って考えましょう。

>補強としては、根巻きを継ぎ足すのが簡単そうですが、部屋の中に出てく>るので困るとか...

根巻きを継ぎ足すのが困難そうですが・・・(^^ゞ
耐震補強で一番簡単なのはブレースしかないでしょう。
外フレームを組む方法もありますが・・・
少し足りないなら、柱梁の補強でもクリア出来るかも知れません。




Re: 鉄骨耐震診断の柱脚について もぐら - 08/24(水) 18:28  

>補強としては、根巻きを継ぎ足すのが簡単そうですが、部屋の中に出てくるので困るとか...

普通の改修は使いやすくなりますが耐震改修は使いにくくなることが多いです。これは私がいつも施主に言っている説明です


Re: 鉄骨耐震診断の柱脚について toyochan - 08/24(水) 18:59  

みなさん、ありがとうございました。

6月からの基準法一部改正、行政がどう取り扱うか、どうもまだ曖昧ですが
増築はやはり難しくなりそうですね。


擁壁の設計についての疑問 投稿者:kota 投稿日:08/20(土) 14:36
こんにちは。

横浜市の宅地造成の手引きの事例を参考に擁壁の設計をしてみて
疑問に思った点があります。

1 壁背面と土との摩擦角とはなんなんでしょうか?事例ではδ=2Φ/3=13°ここでΦ=20°(内部摩擦角)

2 主動土圧係数の計算式なんですが、事例ではKa=cos2(Φ-θ)/cos2θcos(θ+δ)以下省略、建築構造ポケットブックではKa=tan2(45°-Φ/2)とあります。この違いはなんなんですか?

3 たて壁と底版の設計は片持ち梁として計算しますが、これはM=at・ft・jにより鉄筋量を求め、コンクリートのせん断のチェックをすればOKですよね?事例では見たことない検討方法でした。擁壁は土木設計の分野と思われますので、必要鉄筋量を求める式が建築学会の式と違うのでしょうか?

上記3点、どなたかご指導頂ければ幸いです。

よろしくお願いいたします。
 





Re: 擁壁の設計についての疑問 喰えないラーメン屋 - 08/20(土) 17:24

もとの資料を持っていませんので・・・
1.不明
2.クーロンの式、ランキンの式、その他の研究者の式の違いでは。
3.計算式をよ〜く見ると、建築で使うJ=7/8(略算値)の代わりに、MとDとPtからJを計算してませんか。


Re: 擁壁の設計についての疑問 kota - 08/21(日) 19:20

喰えないラーメン屋さんこんばんは。

1の質問ですが、事例に下記のように記載されています。

 背面土  土質の種類         関東ローム層
      土の単位体積重量      γ=16kN/m3
      内部摩擦角         Φ=20°
      粘着力           C=0kN/m2
      壁背面と土との摩擦角    δ=2Φ/3=13°
      壁背面と鉛直面とのなす角  θ=0°
      地表面と水平面とのなす角  α=0°

      主動土圧係数を求める式Ka=cos2(Φ-θ)/cos2θcos(θ+δ)以下省略
      のδなんです。

2の質問ですが、これは研究者の式の違いならば、どれを使用してもほぼ同じと言うことでよいんですかね?もしくは乱暴かもしれませんが静止土圧として0.5で計算しても問題はないのでしょうか?

3の質問ですが、ご指摘の通りMとDとPtがあります。
  P=As/bd k=√2pn+(pn)2 − pn n=Es/Ec
  j=1-k/3 σ=M/Asjd<コンクリートの許容圧縮応力度以下でOK
  上記の順番で検討してあります。
  私木造が専門なものでRCは基礎の設計くらいしか知識がないんです。
  上記の検討式がなんなのかが不明です。また、ある人が設計した擁壁の  計算書ではM=at・ft・jにより鉄筋量を求めていました。
  この辺の違いがわかりません。

適切なご意見いただけますようお願い申し上げます。


Re: 擁壁の設計についての疑問 ? - 08/22(月) 03:27  

↑結局、自分は構造専門でないから、分からないと言うことですね。
キッパリと、専門家に任せられた方が賢明と思います。
今、構造やっておられる方だって、一朝一夕に構造を覚えたわけではないのです。
時間と経験が必要です。お書きになっている内容なら、ココに出入りしておられる
構造屋さんは、理解済みです。


Re: 擁壁の設計についての疑問 もぐら - 08/22(月) 07:35  

擁壁は簡単に考えていましたが、なかなかどうして奥が深いです。
”宅地防災マニュアルの解説”の一読をお勧めします


Re: 擁壁の設計についての疑問 喰えないラーメン屋 - 08/22(月) 08:41  

1:説明が難しいので、基礎構造基準8.2擁壁を参照して下さい。
2:粘土質ならば0.5で良いと思います。
  排水が悪く、水をたっぷり含むと1.0になりますので、水を吸わない  ように、速やかに排水するようにします。
  ただし、Ka=0.5で計算すると、つま先無しのばあい、底盤が3mぐ  らいになることもあります。
3.前に書いたとおり同じ式です。

>j=1-k/3 σ=M/Asjd<コンクリートの許容圧縮応力度以下でOK・×
       σ=M/Asjd<鉄筋の許容引張り応力度以下でOK・・・・○

もぐらサン
紙1枚の擁壁計算書。電卓使って1日がかりで繰り返し計算。
何度も書き直し紙がすり切れて穴が空いてました。ナツカシイ。(^_^;


Re: 擁壁の設計についての疑問 kota - 08/22(月) 21:31  

皆さんこんばんは。

?さんのおっしゃる通りRCの設計は素人なので、通常ならば専門家に依頼します。

ただ、勉強のために横浜市の宅地造成の手引きのを解読して、質疑を上げただけです。

もぐらさんお勧めの”宅地防災マニュアルの解説”を読んで見ることにします。

喰えないラーメン屋さん説明ありがとうございます。ご指摘のとおりコンクリートではなく鉄筋でした。失礼しました。

お勧め頂いた本を一読して勉強してみます。

ありがとうございました。


センター指針って・・・ 投稿者:モーニング息子 投稿日:08/22(月) 14:30
前のスレで自分でセンター指針に準ずると書いておきながら、???となってしまったので、別スレを立てさせてもらいました。
俗に言うセンター指針って
『建築物の構造規定−1997年度−』のこと?
以前は『構造計算指針・同解説』っていうのがあったみたいですが・・・。
色々な資料や解説本にはセンター指針のことが書いてあります。
例えば、RC造ルート2−1、2−2・・・はPw≧0.3%とか・・・。
でも、『建築物の構造規定』を読んでも書いてあるページが見つからない!!。
違う本なのでしょうか?
本当に基本的な事を知らないので、恥ずかしい・・・


Re: センター指針って・・・ もぐら - 08/22(月) 16:40  

いわゆるセンタ−指針は”2001年版建築物の構造関係技術基準解説書”だと思います。
その中に”鉄筋コンクリ−ト造に関する技術慣行”という項目でPw等の規定があります。
恐らく仕様規定になった為、慣行では...という意味合いであると思います

又、RC基準はいわゆる”学会基準”であって告示ではないので、どちらを?と聞かれれば”2001年版...”でしょう
こちらもセンタ−という一機関基準ですが、編集に国土交通省が関わっている為、こちらが優先されるようです。

あくまで私の私見ですが。


間違えた もぐら - 08/22(月) 16:43  

>恐らく仕様規定になった為

仕様規定から性能規定になった為


Re: センター指針って・・・ モーニング息子 - 08/22(月) 17:48  

ありがとうございます。
勉強不足なもので・・・。
もっと勉強します。


建築基準法とRC規準 投稿者:モーニング息子 投稿日:08/21(日) 17:39  
超〜、初歩的かつ根本的な質問で申し訳ないですが、最近迷っている事があるので、教えて下さい。
今まで、RC建物を構造設計する場合、RC規準に従って行ってきました。
しかし、RC規準と建築基準法では多少違う部分がありますよね。
当然、RC規準は建築基準法を満たしているので、RC規準の方が厳しい条件になっている場合がほとんどです。
RC規準では梁、柱等の主筋は異形鉄筋で規定されていますが、建築基準法では規定されていないように思います。
現行法に合わせた構造設計といえば、建築基準法に合った設計で、RC規準には従う必要は無いのでしょうか?
何故、こんな疑問を持ったかというと、以前、ここで話題にあがった、不適格建築物の事で、『A/2以上は現行法に適合した構造・・・』とありました。
昔の建物は大部分が丸鋼です。
RC規準に従わなくて良ければ、適合?と思ったので・・・


Re: 建築基準法とRC規準 ? - 08/22(月) 03:32  

設計方針に、RC規準に従うと書いたら、それに準拠するのが筋だと思いますが・・・・・付着とか柱梁接合部とか、収まりませんもんね。
センター指針なんかも、同じことが言えますね。
杓子定規にやっていたら、部材が収まらずに苦労するでしょうね。
設計方針に、基準法のみに準拠するとか書いたら、どうでしょうね。


Re: 建築基準法とRC規準 喰えないラーメン屋 - 08/22(月) 08:22

うちにある99年版rc基準4剰には、丸鋼30φ以下、異形D51以下とカイテますが・・新しい基準がでたのでせうか。


Re: 建築基準法とRC規準 モーニング息子 - 08/22(月) 11:22  

皆さん、ありがとうございます。

RC規準99年版には
13条4.(3)主筋は、異形鉄筋D13以上とする。
14条3.(3)主筋は、異形鉄筋D13以上かつ、4本以上とし・・・・
とありますので、異形鉄筋でないとダメだと判断しています。

基準法とRC規準の関係・・・、微妙な関係?


Re: 建築基準法とRC規準 喰えないラーメン屋 - 08/22(月) 13:40  

あはっ。(^^ゞ 読んでないのがバレてしまった。
RC基準は法律ではありませんので、従わなくても違反建築にはなりません。

>基準法とRC規準の関係・・・、微妙な関係?

RC規準1条に、「構造計算の一つの方法を示すものであり、・・・」と書いてあります。


Re: 建築基準法とRC規準 ガラグリ - 08/22(月) 13:52  

RC基準ではありませんが、建築基準法令(告示)と建築学会基準とが相違する場合の扱いについて、政令市の構造担当主事に質問したことがあります。
その時の回答では、主事会として下記の判断が示されているとのことでした。
法令が唯一の基準であり、学会式等は判断の材料にはしない。当然法令が優先であり、学会式に適合するしないは確認申請上全く関係ない。
但し、学会式等はそれなりの客観性・妥当性があるものとして構造計算の基準として良い(法令に反しないかぎり構造設計の根拠として良いし、計算内容に関する説明を求められた際にその論拠として良い)

なのでRC基準に準拠する必要は無いと思われます。


Re: 建築基準法とRC規準 モーニング息子 - 08/22(月) 14:15  

ありがとうございます。
第1条に確かに書いてありますね。
僕も読んでないのがバレてしまいますね。
確認申請を審査する側も、基準法に適合していれば問題ないのでしょう。
あとは設計者の責任?
そうなると、やっぱりRC規準やセンター指針には従った設計をした方が良いのでしょうね。


h8年 屋体の耐震診断基準について 投稿者:構造の小僧 投稿日:08/19(金) 16:17   
いつもHP参考にさせていただいております。
質問させてください。
基準書のP40に出てくるiB(最小回転半径)とは、断面二次半径の
ことだと思うのですが、なぜわざわざ聞き慣れない「最小回転半径」
という言葉で表記してるのでしょう?

断面二次半径と最小回転半径は別物って事??
あえて「最小回転半径」と表記している理由って。。。

お時間ある方で、そのあたりご存じの方おりましたら
教えてください。よろしくお願いいたします。



Re: h8年 屋体の耐震診断基準について まるち - 08/20(土) 14:00

http://kozo.milkcafe.to/yybbs/kaki.cgi
No.2372


Re: h8年 屋体の耐震診断基準について 構造の小僧 - 08/22(月) 12:48  

まるちさんへ

返信ありがとうございました。


構造図の書き方/b> 投稿者:サニーズ 投稿日:08/16(火) 18:57  
いつも構造図を書く時、過去の似たようなものを用意して参考にして描いているのですが、たまにこの描き方でよいのだろうかなどと思うときもあります。図面の順序とか描き方など事務所によってそれぞれ異なると思いますが、なにかこれはという参考書みたいなものってありますか?


Re: 構造図の書き方 もぐら - 08/17(水) 14:04  

参考書などありませんが、他社の図面を見ると勉強になったり、その逆もありますね。
図面は大体の決まりさえ守っていれば良いと思いますよ。
施工者や意匠屋さんがわからない図面は困りますけど。

構造図といえど美しく描く。私のモット−です。
(構造図にもセンスがあるのだと思う)


Re: 構造図の書き方 青虫 - 08/18(木) 08:17  

伏図を見下げ図で書くか、見上げ図で書くかあると思いますが
皆さんはどうでしょう?

通常、構造図は伏図(見下げ図)形式で表現すると思うのですが。

ちなみに私は略伏図を作る時は見上げ図で作ってます。


Re: 構造図の書き方 鯉鯉鯉鯉! - 08/18(木) 09:55  

入社したときに指導されたとおり

基礎は見下げ、上部は見上げで描いております。

理由は『RCの場合、柱と上部の梁床を一緒に打設するからだ』だったとおもいます。


Re: 構造図の書き方 サニーズ - 08/18(木) 10:41  

ご返答ありがとうございます。
ところで
鉄骨詳細図の継手の部分ってどこまで表現しますか?
(1)標準図に仕様を明記し、詳細図は略図(板のみでボルトは省略)
(2)標準図に仕様を明記しかつ、詳細図もボルトから板まで表現

今の会社は(1)なのですが、前の会社は改修とかもあったので(2)で表現していました。


Re: 構造図の書き方 もぐら - 08/18(木) 15:53  

>青虫さん
昔は見上げでしたが最近は殆どが見下げですね。
ただ一部のゼネコンは未だに見上げ指定されます。施工上は見上げの方が
わかりやすいからでしょうか

>サニーズさん
鉄骨詳細図の継手の部分ってどこまで表現しますか?
(1)標準図に仕様を明記し、詳細図は略図(板のみでボルトは省略)
(2)標準図に仕様を明記しかつ、詳細図もボルトから板まで表現

構造図と言えども美しく。..なので当然ボルトまで描きますよ。私。
昔、アンカ−ボルトのネジ山まで描いて(微妙にナナメに)さすがに
”ヒマなのか?”と先輩に怒られましたが....



Re: 構造図の書き方 喰えないラーメン屋 - 08/19(金) 15:57  

今でも「見上げ図派」です。_| ̄|○
構造事務所の集まり(10人)で、構造図は見上げ常識(2人)だと言ったら、きょとん(7人)として見上げ図って何ですか質問されました。(^_^;(^_^;


Re: 構造図の書き方 よんぶんのいち - 08/19(金) 20:41  

十五年位前の話。

まだCADも普及していなかった時代に当時の勤め先で見上げか見下げか
議論した事がありました。見下げだとスラブ段差の表現に矛盾がないとか
施工図は見上げだからあわせるべきだとかいろいろ意見が出たんですが、
最終結論は見下げとなりました。
理由は構造図を書く際、青焼きの意匠図の上に原紙を重ねてトレース
すれば見下げの伏図が楽に書けるからと、なんとも間抜けな結果でした。

まあ、どちらで書いても短所長所それぞれあるならこだわらなくても、
と言う事なんでしょうなあ。


Re: 構造図の書き方 喰えないラーメン屋 - 08/20(土) 08:27  

L長老も、見下げ図派じゃなかたっけ。


Re: 構造図の書き方 Lion - 08/20(土) 10:16

>>L長老も、見下げ図派じゃなかたっけ。
・・・呼びましたぁっ?
いろいろやってきましたが、目下は新党、見下げ党!

もぐらさんのおっしゃる通り、解りやすく、かつ美しい
図面を描きましょう>構造図のみならず全ての図面

図面は表現の方向性(XYZ)を変えないこと、
現場での間違いの元です、良くRC柱のXY方向の
鉄筋数を間違ったなんて話があります。。。

軸組図も一方向から見て描くべきです、X方向は下から
Y方向は右から見ます、良く立面と同じく外面から見て
描く方がいますが、私は決してやりません。

図面は読む方の立場で描けば、押さえ所の解らない図面
なんて出来ない筈なのですが、わからん図面は結構多いです。


Re: 構造図の書き方 喰えないラーメン屋 - 08/20(土) 13:20

Lionサン
>図面は読む方の立場で描けば、押さえ所の解らない図面
>なんて出来ない筈なのですが、わからん図面は結構多いです。
図面を読めないので書けない。
図面はCAD図形を貼り付けるだけで、何のために書いているのか、何を書いているのか判らず書いている・・・図にように見える。(-_;)