建築構造設計べんりねっと   

 過去の会議議事録 No.56

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Lion 2006/05/11 17:06:44
みなさんどう考えて設計されていますか?

連続したフレームの一部に存在するX型ブレースの
梁部分のボルト本数ですが・・・

解析上では当然負担する水平力分の圧縮荷重を受けます、
これで梁のボルト本数を決めると結構な本数を打たねば
駄目、実際には両側に連続するフレームがあり、水平力は
分散して伝達されているように思うのですが、これって
間違いでしょうか。。。
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Re: ブレースに取り合う小梁
喰えないラーメン屋 2006/05/11 18:33:32
両端ピンの軒桁のことですか。

>解析上では当然負担する水平力分の圧縮荷重を受けます、
>これで梁のボルト本数を決めると結構な本数を打たねば
>駄目、実際には両側に連続するフレームがあり、水平力は
>分散して伝達されているように思うのですが、これって
>間違いでしょうか。。。

時々、軒桁がなくて最上段の胴縁で兼用してるのを見かけますよね。(^^ゞ

軒桁が圧縮されるのではなくて、水平ブレースに伝わるのじゃないかと・・・。
でも、引っ張りブレースだけなら桁がないと・・?
2段ブレースの中間の桁には圧縮が掛かる・・・?
やはり違うか・・・禁断症状酎。

そんなにボルトが増えますか。丸鋼ブレースしか使ったこと無いので検討付きません。
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Re: ブレースに取り合う小梁
marcun 2006/05/11 18:45:04
こんにちは。
Lionさんにご意見するのは気が引けますが…

ブレースに取り合う梁には大きな軸力が入ると考えます。
連続したフレームであっても、ブレース取り合い部に応力が集中するはずです。
即ち、床スラブがあるとしても応力は分散されないと考えます。

その理由としては地震力の伝達経路にあると考えます。
地震力、即ち、主に(床等の質量)x(加速度)に由来する慣性力は
床スラブ→スタッドジベルのせん断力→梁の軸力→ブレース軸力or柱せん断力→A.Bolt、基礎→地盤
という順番に伝達されるはずです。
したがって、集約された梁の軸力がブレースを介して地盤に伝達されるため、ブレース取り合い部に応力が集まると考えられます。

なので、私はH柱の弱軸方向フレームでも場合によっては、剛接剛&ボルト継手は柱仕様、なんてことをしたことがあります。。。
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Re: ブレースに取り合う小梁
喰えないラーメン屋 2006/05/11 18:57:59
>なので、私はH柱の弱軸方向フレームでも場合によっては、剛接剛&ボルト継手は柱仕様、なんてことをしたことがあります。。。

そうですね。小梁と同じ取り合いのガセットプレートでは、圧縮を受けるとクニャリとザクツしそうな気が・・・と考えたことも・・(^^;
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Re: ブレースに取り合う小梁
Lion 2006/05/11 19:45:33
喰えないサン

>時々、軒桁がなくて最上段の胴縁で兼用してるのを見かけ
>ますよね。(^^ゞ

大昔に私もやっていました、小屋物の超経済設計の為に
胴縁+胴縁受アングルを引き通して、合成断面にする・・・

>そんなにボルトが増えますか。丸鋼ブレースしか使ったこと
>無いので検討付きません。

ビル物の捻れと変形の制御に一部ブレース設置なのです
2L-100x100x13 負担剪断は600kN程度、9xM20
HTBとか必要です。
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Re: ブレースに取り合う小梁
とーりくんこ 2006/05/11 19:47:41
地震時は分散しているとして負担分の圧縮荷重で、風荷重は風上からの流れを考えて一番不利なところでやったような・・・。
ガセットPLの座屈はボルト端から柱取り付き部までの距離での板の面外座屈を考慮しますと極小なのでそれほど影響ないと思っていました。
(実際引っ張りLブレース程度のものばかりですので、G.PLもBOLT もちょっと大きめぐらいですが)
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Re: ブレースに取り合う小梁
かゑる 2006/05/11 19:54:22
>>解析上では当然負担する水平力分の圧縮荷重を受けます、
>これで梁のボルト本数を決めると結構な本数を打たねば
>駄目、実際には両側に連続するフレームがあり、水平力は
>分散して伝達されているように思うのですが、これって
>間違いでしょうか。。。

私もそう思えます。荷重は桁行方向梁だけでなく梁間方向梁にも支持されているはずですね。
ただ、その分担割合がどうなるのかは別問題ですが。
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Re: ブレースに取り合う小梁
Lion 2006/05/11 19:59:14
marcunサン

>Lionさんにご意見するのは気が引けますが…

とんでもないです、私自身、苦悩の毎日を送っています。。。

>ブレースに取り合う梁には大きな軸力が入ると考えます。
>連続したフレームであっても、ブレース取り合い部に応力が
>集中するはずです。
>即ち、床スラブがあるとしても応力は分散されないと考えます。

やはりね、そう考えるのが当然かとは思ったですが、
迷いが出ました・・・で、剛接にしようかと思います、
ありがとうございました。

>床スラブ→スタッドジベルのせん断力→梁の軸力→
>ブレース軸力or柱せん断力→A.Bolt、基礎→地盤

本当は逆コースですよね、地震力は地盤から入る力です
地盤=>基礎=>・・・解りやすいように水平外力と
していると。。。
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Re: ブレースに取り合う小梁
Lion 2006/05/11 20:07:40
とーりくんこサン

>地震時は分散しているとして負担分の圧縮荷重で、風荷重は
>風上からの流れを考えて一番不利なところでやったよな・・・。

負担分と言うことは marcun サンと同じ考えですね、
ブレースが小さい時は確かに気にならないのですが。。。
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Re: ブレースに取り合う小梁
Lion 2006/05/11 20:12:56
かゑるサン

>私もそう思えます。荷重は桁行方向梁だけでなく梁間方向梁
>にも支持されているはずですね。

また迷いだしたぞ〜(>_<)、地震力は自重に対して存在
しているのだけど??? ブレース部分に集中するのは
確かですし(悩)
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Re: ブレースに取り合う小梁
とーりくんこ 2006/05/11 21:37:07
識見の高いLionさんへおこがましいですが。

>負担分と言うことは marcun サンと同じ考えですね、
>ブレースが小さい時は確かに気にならないのですが。。。

やはりブレース材耐力に見合った接合部ですよね。
剛接合とまでいかなくともブレース方向梁端部工場接合、ジョイント部ウェブ2面せん断2PL-9、6-M20でがちがちですよね。・・・・
これでゆっくり眠れます。。。。すいません。。。
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Re: ブレースに取り合う小梁
muga 2006/05/11 22:21:27
>ウェブ2面せん断2PL-9、6-M20でがちがちですよね。・・・・
>これでゆっくり眠れます。。。。すいません。。。

2面、6-M20→2x5-M20では?・・・眠れません。

私もLionさんにはおこがましいですが、

剛床で解析すると、梁端の変位が同じで、梁に軸変形が発生しないため困ることがあります。梁の軸変形が定かでない時は、最悪を見込んでブレース負担分を梁に負担させています。とはいえ、ブレース廻りの1,2スパンとなりの梁までは、考慮する事はめったにありませんが。
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Re: ブレースに取り合う小梁
ホイホイ 2006/05/12 01:08:08
Lionさん、どーもです。

今やっている物件でブレース付きの接合ボルトは軸力を
計算していれています。
床が無いので梁も中幅を使ってボルトも倍打ちです。
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Re: ブレースに取り合う小梁
Lion 2006/05/12 10:10:50
mugaサン

>剛床で解析すると、梁端の変位が同じで、梁に軸変形が発生
>しないため困ることがあります。梁の軸変形が定かでない
>時は、最悪を見込んでブレース負担分を梁に負担させています。

今回は床が合成スラブですから、床面も地震力を伝達
しそうです、ブレース負担分で設計するのが正解でしょうね。
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Re: ブレースに取り合う小梁
Lion 2006/05/12 10:16:24
ホイホイさん、オーソリティーの登場でありがとうございます

>今やっている物件でブレース付きの接合ボルトは軸力を
>計算していれています。
>床が無いので梁も中幅を使ってボルトも倍打ちです。

小屋物でしたら伝達機構は明らかですね、繋ぎ梁も圧縮検討が
必要でしょう、結局梁端部剛接合、持ち出し継手にしました、
みなさんフォローありがとうございました m(__)m

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Re: ブレースに取り合う小梁
toyochan 2006/05/12 13:36:05
考えがまとまらなくて出遅れました。
私も基本的には負担水平力を処理できる梁仕口にしますが...

>小屋物でしたら伝達機構は明らかですね、繋ぎ梁も圧縮検討が
>必要でしょう

剛床と考えれば、かゑるさんの言われるように直交梁からの伝達もあるでしょうし...
剛床から直接、柱に水平力を伝達できる機構を考えれば、梁に軸力を負担させないですむかもしれませんね。

例えば、柱面での床版コンクリートの支圧抵抗で伝達するとか、水平ブレースを強化するとか...
大きなブレースになると、やはり難しいとは思いますが...
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Re: ブレースに取り合う小梁
marcun 2006/05/12 16:12:42
>本当は逆コースですよね、地震力は地盤から入る力です
>地盤=>基礎=>・・・解りやすいように水平外力と
>していると。。。

んー、ニワトリとタマゴのような話ですが、それは「相対加速度」か「絶対加速度」か、ということになるのかな?
Lionさんのイメージは、地盤が動きはじめるときは、建物は止まっていようとすることで外力(静止慣性力)となるという感じでしょうか?
いずれにしても、地震力は建物質量による慣性力であることには変わりません。

実際の地震力は、剛体であれば静止慣性力=地震力ですが、通常はこれよりも大きく応答するので地震力も大きくなります。
なので、建物→地盤と表現しました。
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SSP 2006/05/11 13:56:18
はじめましてこんにちは。

SRC構造の耐震診断について、下階壁抜け柱の検討方法に
ついて詳しく記載された文献、書籍などご存知の方がおり
ましたら、教えてください。
防災協会の基準本では、詳しい検討方法の記載がないよう
です。
よろしくお願い致します。
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Re: SRC構造の耐震診断(下階壁抜け柱の検討)
喰えないラーメン屋 2006/05/11 17:22:07
>SRC構造の耐震診断について、下階壁抜け柱の検討方法に
>ついて詳しく記載された文献、書籍などご存知の方がおり
>ましたら、教えてください。

RC造の下階壁抜けと全く同じに考えて良いのでは無いでしょうか。
SRC柱の方がQsuと軸耐力が大きいのが違いぐらいだと思います・・・。(未経験)
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Re: SRC構造の耐震診断(下階壁抜け柱の検討)
momo 2006/05/12 17:05:56
>>SRC構造の耐震診断について、下階壁抜け柱の検討方法に
>>ついて詳しく記載された文献、書籍などご存知の方がおり
>>ましたら、教えてください。
>
>RC造の下階壁抜けと全く同じに考えて良いのでは無いでしょうか。


喰えないサンに同意です。

軸耐力などはSRC診断基準式をつかって
@上の壁が破壊した時
A引張側の柱が降伏したとき
B基礎が回転を起こしたとき
などで地震時軸力を求めて破壊モードを検証

軸力比0.4以内ならOK。
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Re: SRC構造の耐震診断(下階壁抜け柱の検討)
(no name) 2006/05/13 01:58:45
>軸力比0.4以内ならOK。
もしかしたらSRCでは違うかも。
0.5かも・・・酩酊酎。ジムソ協会の総会の帰り・・・。
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Re: SRC構造の耐震診断(下階壁抜け柱の検討)
喰えないラーメン屋 2006/05/13 20:53:43
>>軸力比0.4以内ならOK。
>もしかしたらSRCでは違うかも。
>0.5かも・・・酩酊酎。ジムソ協会の総会の帰り・・・。

書いた記憶が無いのだけど・・・自分らしい。(^^;
SRCの本は持ってなかった・・・・
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4年ぶり 2006/05/11 11:58:24
アンカーボルトについて教えて下さい。

応力度の検討はねじ部有効断面について行う必要があると認識
しているのですが、引張り と せん断 検討時にそれぞれ
軸部の75%での検討が必要となるのでしょうか。

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Re: アンカーボルトについて
marcun 2006/05/11 13:36:03
仰るとおり、引張、せん断ともにネジ部有効断面について照査する必要があると考えます。
特殊な例かと思いますが、A.Boltの軸部天端(ネジ部下端)がB.PLの下端より上になるように施工すれば、せん断については軸断面を用いても良いかもしれません。

尚、ネジ部有効断面は必ずしも軸断面x0.75ではないので、正確な値を用いれば、太径ボルトであれば多少余裕が出ます。
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Re: アンカーボルトについて
4年ぶり 2006/05/11 16:18:44
marcunさん ありがとうございます。

SNR材についてですが伸び能力があるのでアンカーボルトに
使用されていますが、切削ネジであるので低減は必要となりま
すよネ。。。

軸部の降伏を保証したアンカーボルトセットの規格でABRと
ABMが有りますが、このアンカーボルトを使用する時は図面
の使用材料にABR490Bと言う風に記入しないとこのアンカー
ボルトを使用する事にはならないのでしょうか。SNR490Bと
の記入ではダメなのでしょうか。

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Re: アンカーボルトについて
喰えないラーメン屋 2006/05/11 17:08:17
>SNR材についてですが伸び能力があるのでアンカーボルトに
>使用されていますが、切削ネジであるので低減は必要となりま
>すよネ。。。

使ったこと無いのですが・・・切削ネジって、軸部ではなくてネジ部が破断するので、伸び能力は小さいのでは?
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Re: アンカーボルトについて
2006/05/11 17:40:15
>軸部の降伏を保証したアンカーボルトセットの規格でABRと
>ABMが有りますが、このアンカーボルトを使用する時は図面
>の使用材料にABR490Bと言う風に記入しないとこのアンカー
>ボルトを使用する事にはならないのでしょうか。SNR490Bと
>の記入ではダメなのでしょうか。

はじめまして
単にSNRだけでは降伏比の保証がSN扱いとなるだけでは
ないのでしょうか
転造、切削問わず
降伏比がネジ部断面積の軸部断面積に対する比より
小さくなることが保証されていなければならないと思うのですが
どうでしょうか
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Re: アンカーボルトについて
4年ぶり 2006/05/11 17:57:00
川サン ありがとうございます。

>単にSNRだけでは降伏比の保証がSN扱いとなるだけでは
>ないのでしょうか
>転造、切削問わず
>降伏比がネジ部断面積の軸部断面積に対する比より
>小さくなることが保証されていなければならないと思うのですが
>どうでしょうか

その通りでした。
ABMは、材質がSNR400B(ただし降伏比75%以下)またはSNR490B(ただし降伏比75%以下)で、規定された寸法公差の鋼棒に、切削細目ねじ加工した建築構造用切削ねじアンカーボルトのことを言います。と説明にありました。
ですからこのアンカーボルトを使用する時は図面に
ABR400・ABR490B・ABM400・ABM490Bなどの記入が
必要となりますね。。。

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もぐら 2006/05/10 16:42:09
皆さん お知恵を貸してください

平成元年竣工の店舗の増築計画があるのですが、例によって
既存部分の耐震診断の問題が出てきます。

既存はSTKR+SSで、柱脚はB-packです。
STKRで有ること以外は全て今の基準に合致しています。
耐震診断をやれば良いのですが、予算も時間もありません。

ふと、STKRは既存不適格なのか?という疑問が...

センタ−のQ&Aを見ても必ずしも守らなくても良い。みたいな記述があるし、法律でも無いし..

http://www.jssi.or.jp/oshirase/qa/bcj_qa-2.pdf
矢印のQ6です

皆さん ど−思います?
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Re: STKRは既存不適格?
亀山耕造 2006/05/10 16:55:20
>ふと、STKRは既存不適格なのか?という疑問が...
>センタ−のQ&Aを見ても必ずしも守らなくても良い。
>みたいな記述があるし、法律でも無いし..

法律ではないので既存不適格にはなりません
現に新築物件でも冷間成形マニュアルによらなくても
よい行政庁が存在します。
ただ、担当者次第のところが有りますので
事前に確認しなければいけないと思います。

大ベテランの『Lion』さんなら
「建築基準法のどこに書いてあります?」
で終わりでしょうけど....(羨ましい)
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Re: STKRは既存不適格?
Lion 2006/05/10 17:19:19
亀山耕造サン

>大ベテランの『Lion』さんなら
>「建築基準法のどこに書いてあります?」
>で終わりでしょうけど....(羨ましい)

何で私の名が・・・(@_@)

既存不適格関係は冷間成形の規定は考えずにOKのようです、
原則、新耐震以後の建物で検査済証が有れば適法とみなす、
地方によっては検査済証が無くてもOKだったりです。
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Re: STKRは既存不適格?
確認検査員A 2006/05/10 21:49:03
 既存不適格緩和を受ける場合、当該建築物が現行の法規に適合しなくなった規定及びその施行時期(以下。「既存不適格となった理由」という。)を明確にする必要があります。よって、冷間マニュアルはどの建築規準関係規定にもよらないものですので、既存不適格となった理由が明確にできないため、増築工事には当然適用しません。

>原則、新耐震以後の建物で検査済証が有れば適法とみなす

 新耐震以降でも「技術的規準」の整理等で、現行法規に適合しなくなるケースは、多々考えられます。例えば、木造建築物の側端部分の壁量検討、基礎の仕様規定、風圧力算定(低い建築物では規制強化になっている)、等々です。まー、特殊なケースでしょうが。
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Re: STKRは既存不適格?
もぐら 2006/05/11 06:58:06
亀山耕造さん、Lionさん、確認検査員Aさん ありがとうございます。

既存不適格でなければ、なんとか仕事になりそうです。
規模が20000u超の物件なので、診断は厳しいです。

今日、担当行政に根回し&相談に行ってきます。

ありがとうございました
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ビビル小力 2006/05/10 16:22:42
構造技術者各位様 ご教授ください。現在屋上にプ−ルの載るRC2階建て校舎の基本設計を行っています。水深が平均で1.4m
なのですが、積載荷重としては水の重さだけでよいのでしょうか?。よろしくお願いします。
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Re: 屋上にプ−ルが載る建物
(no name) 2006/05/10 17:20:58
>構造技術者各位様 ご教授ください。現在屋上にプ−ルの載るRC2階建て校舎の基本設計を行っています。水深が平均で1.4m
>なのですが、積載荷重としては水の重さだけでよいのでしょうか?。よろしくお願いします。
人が泳いだりしないのですか?
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Re: 屋上にプ−ルが載る建物
Lion 2006/05/10 17:23:33
>人が泳いだりしないのですか?

泳いでも人間の比重が軽いから、体積分の水が
溢れて同じでは、水の上を歩く人が居れば別ですが。。。
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Re: 屋上にプ−ルが載る建物
喰えないラーメン屋 2006/05/10 18:36:36
>泳いでも人間の比重が軽いから、体積分の水が
>溢れて同じでは、水の上を歩く人が居れば別ですが。。。

風呂に入りながら同じことを考えました。
ざぶ〜ん。お湯がどばどばっと半分ほど溢れる。
某の原理です。
オーバーフロー孔が1.4mに有ればプール内の人間・浮き輪その他の重量は無視。
プールサイドの見学者・応援団やタオル類は積載荷重に考慮する。
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Re: 屋上にプ−ルが載る建物
muga 2006/05/10 19:26:50
ほぼ全ての水は自由水になると思われますので、全水量を見込めば安全側になります。ただ、地震時に構造物と水の振動に位相差が生じる可能性が高いので重量として余りにも過剰と思うなら、日本下水道事業団「構造物設計指針」によれば、6割〜8割程度まで低減可能にはなります。ただ学校建築ですので、全水量を見込むほうが無難かと。
その他、地震時動水圧の参考として、容器構造設計指針(学会)にも書いてあります。
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Re: 屋上にプ−ルが載る建物
コンコン 2006/05/10 20:58:40
ビビル小力 さん

 一般に、H = 1.40m 25m プールなら、地震時の共振しませ
んので、最大で H = 1.40m の荷重を見込んでおけば問題ない
と思います。
 建物内なら、震度 K = 0.6 位に低減する事も考えられます
が、屋上と言うことを考えれば、K = 1.0 で見ておかないと
いろいろ面倒だと思いますので、全体の水の重量とフレーム
の重量を見込んで設計される事をお薦めします。
 なお、参考は何方かが書かれていますが、容器構造設計指針
を参考にしてください。

 1.40mのプールと言うことは高校用のプールだと思いますが、

>構造技術者各位様 ご教授ください。現在屋上にプ−ルの載るRC2階建て校舎の基本設計を行っています。水深が平均で1.4m
>なのですが、積載荷重としては水の重さだけでよいのでしょうか?。よろしくお願いします。
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Re: 屋上にプ−ルが載る建物
ビビル小力 2006/05/10 21:14:21
御回答下さった皆々様。お忙しい中、大変有り難うございました。ラ−メン用、地震用積載荷重共、全水量として基本計画を進めていきます。有り難うございます。
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YU 2006/05/09 14:38:41
木造建物で床倍率3の床を作る際の合板の張り方について教えてください。
なお、長手のさね加工なしとします。

1,梁を三尺ピッチに配置して、梁に合板の長手側がのるようにし、ジョイントに75角を配置する。

2,梁に合板のみじか手側がのるように配置(梁と直交するように配置)する。  4周釘打ちが必要なので長手方向に75角を配置する。


仕様書による床倍率3は合板の4周を釘打ちとなっているので、どちらの方法でも良さそうですが、たわみを考えると2の方が良さそうです。

皆さんは配置の方法はどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。
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Re: 木造建物で床倍率3の床を作る際の合板の張り方について
Lion 2006/05/09 15:20:07
YUサン

>2,梁に合板のみじか手側がのるように配置(梁と直交
>するように配置)する。  4周釘打ちが必要なので
>長手方向に75角を配置する。

私は2ですね、理由は連梁になるので床板の撓み量が
半分以下(1/2.4)になるから。。。
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Re: 木造建物で床倍率3の床を作る際の合板の張り方について
YU 2006/05/10 08:27:54
Lion さん
ありがとうございます。さて、その場合梁を@910に配置して75角を@910に配置することになると思いますが、そうなると合板を張る方向はどちらでも良いような気がしてきます。張る方向の決り等はあるのでしょうか。
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Re: 木造建物で床倍率3の床を作る際の合板の張り方について
小松川 2006/05/10 09:04:15
>Lion さん
>ありがとうございます。さて、その場合梁を@910に配置して75角を@910に配置することになると思いますが、そうなると合板を張る方向はどちらでも良いような気がしてきます。張る方向の決り等はあるのでしょうか。


この受け材75角を床の鉛直力を受けられるような止め方をすればどちらでもいいように思います。
私の場合、受け材は45*60とし釘斜め打ちで、床の鉛直力を受けることを期待していません。水平面の一体性のために設けていると考えています。ですから、梁に乗る方向に張るように図面に明記しています。
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Re: 木造建物で床倍率3の床を作る際の合板の張り方について
YU 2006/05/10 10:44:20
小松川さん、ありがとうご座います。
鉛直力を受けられるようにすればどちらでも良いというのは、なるほどと思いました。
>ですから、梁に乗る方向に張るように図面に明記しています。

すみません、これは合板の長手に45*60を配置していると言うことでしょうか。
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Re: 木造建物で床倍率3の床を作る際の合板の張り方について
小松川 2006/05/10 11:32:39
>すみません、これは合板の長手に45*60を配置していると言うことでしょうか。

はい。
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Re: 木造建物で床倍率3の床を作る際の合板の張り方について
YU 2006/05/10 15:50:20
ありがとうございました 今後ともよろしくお願いします。
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一貫計算ソフトの乗り換え
サラリーマン構造屋 2006/05/09 11:51:14
いつも拝見させてもらっています。
大変勉強になります。
さて、一貫計算のソフトを乗り換えようと情報収集中なのですが、アークデータ研究所というところの「ASCAL」というソフトをご存知の方いらっしゃいますか?
使い勝手やサポート体制等について教えていただけるとありがたいです。
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
Lion 2006/05/09 15:25:49
サラリーマン構造屋サン

>さて、一貫計算のソフトを乗り換えようと情報収集中
>なのですが、アークデータ研究所というところの
>「ASCAL」というソフトをご存知の方いらっしゃいますか?

知らないソフト(初めて聞いた)ですが、HPで見る限り
未認定の廉価版ソフトのようですね>ASCAL
ASKULなら知っているけど(^_=)
認定が無いと目下は申請時に苦労が有りそうです。
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
サラリーマン構造屋 2006/05/09 16:21:38
認定は一応取ってるみたいです。
当方も昨日存在を知ったばかりです。
でも、「東京構造設計事務所協会」なるところにリンクがあったので、東京じゃそれなりに知られてるのですかね〜?
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
コンコン 2006/05/09 18:04:18
サラリーマン構造屋 さん

>さて、一貫計算のソフトを乗り換えようと情報収集中なの
>ですが、アークデータ研究所というところの「ASCAL」
>というソフトをご存知の方いらっしゃいますか?

 2年位前に買いまして、えらい目に遭いました。
 おもしろい発想でソフトを作っていますので、複雑な形状に
対応できると言うことで買ったのですが、2週間?だったか
3週間かけていろいろやったのですが、結局、まだ対応して
いないと言うことで、無駄な時間をつぶしてしまいました。
 ですから、かなりのバグつぶしをさせられました。

 最近のHPを見ると、木造の設計にも対応していると
言うことで、木造の耐震診断にうまく使えないかという質問を
出しましたら、「サポート会員でないので答えられない」と
言うことでした。質問もいけないようです。

 また、選定計算が出来ないので、えらく面倒です。
 任意フレームソフトを使っていた方なら別に気にならない
かも知れませんが、一貫計算になれてしまった人には、
大変使いづらいと思います。
 ずっと昔に要望を出したのですが、蹴られました。

ただ、発想がおもしろいので、気にはなっていたりします。
 でも、今のサポート体制では使う機会も無いのでしょうね。
ながなが済みません。

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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
サラリーマン構造屋 2006/05/09 18:18:19
コンコンさん
早速回答ありがとうございます。

 当方が主に手がけている物件がS造のプラントなので
どうしても一貫計算に入らない物件が多数あります。
 仕方なく任意フレームソフトで対応していたのですが、
いかんせん2Dソフトしかないんで限界を感じていました。
 ASCALを存在を発見したときは涙が出そうになり
ました。
 でも、現実はそう上手くいかないみたいですね・・・。
 まぁ今使ってるソフト会社も似たようなものですがね。
 一貫の前に3Dの任意フレームを考えようかと思った今日
この頃です。
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
もぐら 2006/05/09 19:16:06
> 当方が主に手がけている物件がS造のプラントなので
>どうしても一貫計算に入らない物件が多数あります。

3D任意形状ソフトがお勧め。
前も書いたけど私のお薦めはFAP3(kozo-system)

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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
サラリーマン構造屋 2006/05/09 19:37:03
もぐらさん
 任意フレームはやはりFAP-3ですかね〜。
 昔の職場でFAPを使っていたので、使い勝手の
良さは承知しています。
 最近社内の別の人が、任意の3Dで(外注)計算
してもらったのを見せてもらいましたが、ディシ
ジョン・ジャパンというところの「Multiframe」
というソフトを使っていました。
 結構ビジュアル重視なソフトでした。
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
もぐら 2006/05/09 19:50:48
>サラリーマン構造屋さん
> 最近社内の別の人が、任意の3Dで(外注)計算
>してもらったのを見せてもらいましたが、ディシ
>ジョン・ジャパンというところの「Multiframe」
>というソフトを使っていました。
> 結構ビジュアル重視なソフトでした。

私も3〜4年前に興味津々で資料を取り寄せました。
しかし、サポ−トに不安があり結局FAP3にしました。

FAP3もDRACADと組み合わせると結構ビジュアルパ−スが自動的にできますよ。
FAPでH鋼指定しておけばDRACADへ持ってきたときに
H型鋼で表示されます

詳しくは
http://www.pivot.co.jp/product/program/fap/fap.pdf

kozo-systemの回し者ではありません
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
Lion 2006/05/09 20:20:37
>kozo-systemの回し者ではありません

いやいゃ〜(笑)
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
xa18 2006/05/09 21:12:24
便乗質問ですみません。
FAP3で複雑な建物の骨組みを応力解析したとして、保有水平耐力はどのように求めるのですか。連動する何か良いソフトはあるのでしょうか。
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
もぐら 2006/05/10 07:10:18
>便乗質問ですみません。
>FAP3で複雑な建物の骨組みを応力解析したとして、保有水平耐力はどのように求めるのですか。連動する何か良いソフトはあるのでしょうか。

FAPは弾性解析の為、保有は×。SNAP等の弾塑性解析ソフトの方が良いかも。

詳しくは、構造さんに直接聞いてください。

>構造システム社長さん
商談成立の際は、紹介料を...
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
構造システム偽造社長 2006/05/10 11:55:51
>>構造システム社長さん
>商談成立の際は、紹介料を...

購入を決めていただいた時には、
もぐら さんには みみず3匹をご馳走します。
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
もぐら 2006/05/10 13:06:30
>購入を決めていただいた時には、
>もぐら さんには みみず3匹をご馳走します。

わ−−い!久々のごちそうだぁ。
でも一家6人だから半分づつだな。
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
Lion 2006/05/10 14:06:23
>でも一家6人だから半分づつだな。

みみずは6匹にしてあげてください>社長!

ゴミでした・・・
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
脱サラおやじ 2006/05/12 01:15:59
> 当方が主に手がけている物件がS造のプラントなので
>どうしても一貫計算に入らない物件が多数あります。

それだったら、ダメもとでNTTのSEINという手が有るかもしれません。
知り合いがかなり複雑な形状のプラントをやってました。
保耐もいけるそうです。
以前は操作性がヒドかったそうですが、最近はマトモだそうです。

でも保守料が月1万円もするので・・・脱サラしたての私は悩み中。
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Re: 一貫計算ソフトの乗り換え
サラリーマン構造屋 2006/05/12 11:59:27
>でも保守料が月1万円もするので・・・脱サラしたての私は悩み中。

高すぎるっ!
毎月1万円をNTTに払うなら私の給料上げて!


すいません。つい本音が出てしまいました・・・。
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POP 2006/05/08 15:08:14
いつも勉強させていただいてます。
さて、先日大規模店舗に買物に行ったときのこと、片持ち梁で支持されている形式の外部階段(2階まで)をちょこっとみたら、継手部分にF8Tを使用していました。片持ち長は2〜3m位で鋼材はH250亜鉛メッキ仕上げで、継手部分は2面摩擦でした。

そこで質問なんですが、皆さんはF8Tを使用してますか?私は一度も図面に表現したことないんですが、このような大規模店舗(だいたい一万u程度でしょうか)の場合には仕様書などで指定するのでしょうか。

初歩的な質問で恥ずかしいのですが、よろしくお願いします。
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Re: 高力ボルトF8T
もぐら 2006/05/08 15:29:42
亜鉛メッキ部材の仕様はF8Tです
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Re: 高力ボルトF8T
POP 2006/05/08 17:15:01
>亜鉛メッキ部材の仕様はF8Tです

もぐらさん、ありがとうございました。知りませんでした。
もぐらさんの知識力にはいつも感服いたします。(^^)

できれば、そのときの計算方法をご教授いただければと思います。保有耐力接合ではないのでしょうか?存在応力に対して接合部を計算するのでしょうか?

知識不足で申訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
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Re: 高力ボルトF8T
喰えないラーメン屋 2006/05/08 17:52:27
普通のHTBでもOKなのでは。発注者の要望次第です。
一般に(全部と言うか)、柱梁が溶融亜鉛メッキならば溶融亜鉛メッキHTBを使いますが・・・。
溶融亜鉛メッキ処理のHTBはF8Tになります。
http://www.jlzda.gr.jp/mekki/

追加)普通型HTB?はトルク管理が面倒なので、トルシア型FT締め付け後にスプレーをシュッシュッーとすることもあります。

保有耐力接合が必要な場合は、保有耐力接合の検討をします。不用なら許容応力度接合で・・・・。
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Re: 高力ボルトF8T
もぐら 2006/05/08 18:54:08
>POPさん
この業界は経験が物を言う業界です。20数年もこの業界にいれば嫌でも覚えることかとは思います。なのであまり褒められることでは無いんです。
>
>できれば、そのときの計算方法をご教授いただければと思います。保有耐力接合ではないのでしょうか?存在応力に対して接合部を計算するのでしょうか?
>
>知識不足で申訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

単純に耐力を10から8にすれば良いかと..
普通は保有耐力接合で良いかと思います
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Re: 高力ボルトF8T
marcun 2006/05/08 20:00:58
話を変えてしまって恐縮ですが、気になったので一言。

正確には、溶融亜鉛メッキ高力ボルトは【F8T】ではなく、【F8T相当品】が正解です。(所謂、大臣認定品)
JISで規定されるF8T高力ボルトはメッキボルトではありません。

したがって、仕様書等に「F8Tボルトを使用する」等と書いても、メッキボルトにしてくれるとは限りませんので、注意が必要です。
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Re: 高力ボルトF8T
POP 2006/05/08 21:41:26
>喰えないラーメン屋様

>普通のHTBでもOKなのでは。発注者の要望次第です。
>一般に(全部と言うか)、柱梁が溶融亜鉛メッキならば溶融亜鉛メッキHTBを使いますが・・・。

なるほど納得です。メモメモです。

>追加)普通型HTB?はトルク管理が面倒なので、トルシア型FT締め付け後にスプレーをシュッシュッーとすることもあります。

現場というか、ただ単に買い物先でたばこを吸おうと外に出たときにたまたま目に入ったものですから・・・。なお、この継手ボルトはトルシア型HTBではありませんでした。(六角型?)おそらく階段のささらに接合するボルトに干渉するためインパクトが入らなかったものと思われます。たぶんレンチ締めです。しかも階段ベースプレート部分は穴だけ開けてあって、アンカーなかったです。けっ飛ばしたらぐらぐら・・・。怖いです。

計算は通常通りですね。現場は許容応力度だと思います。
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Re: 高力ボルトF8T
POP 2006/05/08 21:46:45
>もぐら様

>この業界は経験が物を言う業界です。20数年もこの業界にいれば嫌でも覚えることかとは思います。なのであまり褒められることでは無いんです。

さすがです!自分は十数年この業界にいますが、いまだにわからない事だらけです。要は勉強不足ですね。反省します。

>単純に耐力を10から8にすれば良いかと..
>普通は保有耐力接合で良いかと思います

現場はたぶん保有体力接合ではないとおもいます。(カンですが)見た感じ許容だと。
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Re: 高力ボルトF8T
POP 2006/05/08 21:52:17
>marcun様

>したがって、仕様書等に「F8Tボルトを使用する」等と書いても、メッキボルトにしてくれるとは限りませんので、注意が必要です。

仕様書に書いたことがありませんでしたので、とても勉強になります。自分は亜鉛メッキ鋼材を使用した経験がないもので・・・。

ありがとうございました。
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構造見習い 2006/05/02 21:58:34
質問ばかりですみません。どうしても答えが出ず・・・

WRC・RC造の仕上で、[外部は構造体から15mm〜20mmほどふかし
ますがこれは目地の為であって、あくまで目地底は構造体に
なります。目地はシーリングをしてタイル圧着貼り、当然目地
部がタイルで覆われることはない。]
とすると目地部分に限ると、ふかし無し(シーリングのみ)に
なります。たとえ局地的な話であっても[耐久上有効な仕上]
にならないそうです。

そうすると柱・耐力壁は地上階にあっても
[設計かぶり50]・[最小かぶり40]みるのが本当であり、

WRCに至っては、[最小かぶり40]で壁厚180ではおさまらない
のでは?
しかもWRC標準図をみると部屋内も[耐久上有効な仕上]が
無い場合、外部と同じく[最小かぶり40]になってます。
そうなると、壁厚180では絶望的です。
内装の一般的仕上は耐久上有効な仕上と言えないですよね?

でも実際には壁厚180のWRCはいくらでもありますよね?
実際のところどうなっているのでしょう?

1.目地のところはまあまあ・・ということで[最小かぶり30]
でおさめてる。内部もまあ内装あるし、ということで
 [最小かぶり30]で・・・

2.それぞれ10mmづつ目地のいっさい無い増打ちをする。
 ただそれだとW18というよりはもうW20です。

3.目地底のシーリングの上からさらに[耐久上有効な仕上]
 を行う。どんな仕上?

ご意見宜しくお願い致します。
 
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Re: かぶり(再)
細川 2006/05/04 08:13:38
>無い場合、外部と同じく[最小かぶり40]になってます。
>そうなると、壁厚180では絶望的です。

すみません。もう少し詳しく説明していただけませんか。
なぜ、配筋が困難なのか。
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Re: かぶり(再)
喰えないラーメン屋 2006/05/04 09:42:49
>すみません。もう少し詳しく説明していただけませんか。
>なぜ、配筋が困難なのか。

足りてるような・・・?
W18=20(外部・目地きり)+180(駆体)+20(内部・梁被り確保のため)
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Re: かぶり(再)
コンコン 2006/05/04 11:13:29
>質問ばかりですみません。どうしても答えが出ず・・・
>WRC・RC造の仕上で、[外部は構造体から15mm〜20mmほどふかし
 質問するのも良いのですが、一度ご自分で調べて見ては
如何でしょうか?
 建築学会に「壁構造配筋指針」が出ていますので。
 調べて見て納得行かない時に、もう一度質問されたら
如何でしょう?
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Re: かぶり(再)
構造見習い 2006/05/04 14:34:50
> 建築学会に「壁構造配筋指針」が出ていますので。
> 調べて見て納得行かない時に、もう一度質問されたら
>如何でしょう?

「壁構造配筋指針」のP95に出ている壁梁・耐力壁のおさまり
はかぶり30でおさめてます。他のページも全てかぶり30
を想定したおさまりです。これは[耐久上有効な仕上げ有り]
を前提に行っていると思われます。これをみるとかぶり40
とるとおさまりません。

しかし「RC構造配筋指針」のP87の解説図の
(b)←(これが現在一般的に行われている外部仕上げ
    だと思います。)
(b)だと[耐久上有効な仕上げ]にはならないとなってます。

>足りてるような・・・?
>W18=20(外部・目地きり)+180(駆体)+20(内部・梁被り
>確保のため)

 内部20というのはRC増打ですか?勿論目地をとらない
 20増打があれば解決しますが、目地をとらない内部増打
 というのは一般的に行われているものでしょうか・・・
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Re: かぶり(再)
喰えないラーメン屋 2006/05/04 17:06:29
>>W18=20(外部・目地きり)+180(駆体)+20(内部・梁被り
>>確保のため)
>
> 内部20というのはRC増打ですか?勿論目地をとらない
> 20増打があれば解決しますが、目地をとらない内部増打
> というのは一般的に行われているものでしょうか・・・

WRC造の例
訂正:被り確保のための内側増し打ちはW15の場合でした。
W18の場合の内側増し打ちは、打ち放し仕上げの場合です。

仕上げが無くて被りが不足するなら仕上げ(増し打ち)すればよいと思います。
2CHで増し打ちを固定荷重に見ないのが経済設計という考えの人を発見しましたが・・・。(^^;

WRC造配筋標準図(2)に、7(5)壁貼りと壁の納まり を参照してください。

厳しいのはスターラップの被り。タテ目地・・。で少し稼げます。
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Re: かぶり(再)
構造見習い 2006/05/04 18:00:32
>WRC造配筋標準図(2)に、7(5)壁貼りと壁の納まり を参照してください。

つきあって頂き、ありがとうございます。

[おさまりA]の[梁・曲げ補強筋ともD16]は
必要厚190(かぶり両側40の場合)で壁厚180だと
10mm足りませんね。
屋内はなんらかの仕上げがあるわけで、それが
[耐久上有効な仕上げ]と解釈して良いんですかね?
そうすれば屋内は[最小かぶり厚30]になって
ぎりでおさまります・・・

ちなみにRCのかぶり基準をみると屋内は
[耐久上有効な仕上げ]とか関係なく[最小かぶり厚30]
になってます。
なぜWRCだけ屋内にも[耐久上有効な仕上げ]なんて
規定があるのか・・・
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Re: かぶり(再)
喰えないラーメン屋 2006/05/05 06:52:55
>必要厚190(かぶり両側40の場合)で壁厚180だと
>10mm足りませんね。

壁厚:180     壁梁:200
または、厚さをそろえるために
壁厚:180+20  壁梁:200 でOK

なぜ壁厚180にこだわるのか理解できません。
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Re: かぶり(再)
かゑる 2006/05/05 10:19:23
>[おさまりA]の[梁・曲げ補強筋ともD16]は
>必要厚190(かぶり両側40の場合)で壁厚180だと
>10mm足りませんね。
>屋内はなんらかの仕上げがあるわけで、それが
>[耐久上有効な仕上げ]と解釈して良いんですかね?
>そうすれば屋内は[最小かぶり厚30]になって
>ぎりでおさまります・・・
>
>ちなみにRCのかぶり基準をみると屋内は
>[耐久上有効な仕上げ]とか関係なく[最小かぶり厚30]
>になってます。
>なぜWRCだけ屋内にも[耐久上有効な仕上げ]なんて
>規定があるのか・・・

啓発されて自分で図を描いてみました。
おっしゃる通りですね。
被りは両側共40とし、壁筋は10、曲げ補強筋は16としました。
但し、斜め補強筋はシングルで二本並べます。
すると、私の図ではギリギリ180で納まりましたが、異形鉄筋は完全円断面ではないので、私のは正に「絵に書いたなんとやら」です。
現実的には、お説の通り、目地部分は30の被りを許容するしかなさそうです。
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Re: かぶり(再)
構造見習い 2006/05/05 14:48:41
>壁厚:180     壁梁:200
>または、厚さをそろえるために
>壁厚:180+20  壁梁:200 でOK
>
>なぜ壁厚180にこだわるのか理解できません。

構造設計者「厳密にかぶり厚をとった場合おさまりがきついの
      で壁梁だけでも厚200でいきたいのですが」
意匠設計者「でも世間、一般的に厚180でやってるよね。
      梁だけ厚くすると型枠の問題もあるし・・」
構造設計者「180厚で行うなら構造図に[欠きこみを許容
      しない純然たる増打10mm]を行うことを
      指定します」
意匠設計者「それじゃあ躯体厚くしてるのと同じ事じゃん」

 というわけで、今回悩んでたのは、
 [壁・壁梁共厚180で、かつ屋外・屋内とも仕上げ方法
 までは指定しないWRC造]
 が構造図書として適合か不適合かという事です。
 (おそらくこの形でやってる方がほとんどだと推測してます。
  普通構造図で仕上げ方法までは指定しないですよね)

私なりの結論では
 屋外は[耐久上有効な仕上げなし]で[最小かぶり40]、
 屋内はPB等の世間一般的な仕上げが[耐久上有効な仕上げ]
 とみなして[最小かぶり30]
 
 これで標準図のおさまりAのD16においてぎりぎり
 おさまるので構造図書としては適合と考えました。
 (後は増打行うかは監理・施工側の判断。計算上は
  一般仕上げの他に+10mm程度の荷重はみておく)

喰えないラーメン屋さん・かゑるさんながなが付き合って
 頂きありがとうございました。
 今後もまずは自分で真剣に考えてどうしても解決つかない
 ときは書き込みさせて頂きます。
 よろしくお願い致します。

 
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Re: かぶり(再)
今日は僕の日子供の日 2006/05/05 15:15:21
> 構造設計者「厳密にかぶり厚をとった場合おさまりがきついの
>       で壁梁だけでも厚200でいきたいのですが」
> 意匠設計者「でも世間、一般的に厚180でやってるよね。
>       梁だけ厚くすると型枠の問題もあるし・・」

構造設計者「世間、一般的に壁厚200でやっていますよ。
      現場を見たことがない絵描き構造屋さん
      がたまに180で、かぶりを無視した設計を
      やっているに過ぎないだけですよ。」
意匠設計者「そうなんですか。じゃ200にしましょう」

現場では施工誤差もあり、壁厚200が当たり前だとおもっていました。
皆さん、ちゃんとお金をもらって、もう少し現場を見に行きましょう。

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Re: かぶり(再)
構造見習い 2006/05/05 15:26:45
>
>現場では施工誤差もあり、壁厚200が当たり前だとおもっていました。
>皆さん、ちゃんとお金をもらって、もう少し現場を見に行きましょう。
>
そうだったんですか・・・
この2〜3日悩んでたのは何だったのか・・・
勉強になります・・・・

※二つ上のまったくピントのずれた私の書き込みは
 忘れて下さい。(消すのはマナー違反だと思うので
 そのままにしておきます・・)
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Re: かぶり(再)
かゑる 2006/05/05 18:39:53
少し話がそれますが、「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説」・昭和62年版にSRC梁フランジの被り厚が出ています。
一例をあげますと、「主筋・25、ST・13でU字形・フック先曲げ」の場合、140とあり更にスプライス厚を加えることになっています。
13年前中央区役所に相談に行ったところ、スプライス考慮の被り厚までは、指導していないと言われました。
普通、SRC造12階程度の場合、被りは150でやることが多く、都営住宅設計でも150でやりました。スプライス厚までは加えるよう要求されませんでした。

前置きが長くなりましたが、日本建築学会の配筋指針は、あくまでも努力目標であり強制されるものではないと考えます。
以上から考えると、WRC造の被りは内は30、外はふかしがあれば、目地部分の全体における割合から考慮して、やはり30あればよいと考えられます。
40必要なのは内外共雨風の吹きさらしのような状態を考えた場合ではないでしょうか。
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Re: かぶり(再)
構造見習い 2006/05/05 19:43:15
>以上から考えると、WRC造の被りは内は30、外はふかしがあれば、目地部分の全体における割合から考慮して、やはり30あればよいと考えられます。
>40必要なのは内外共雨風の吹きさらしのような状態を考えた場合ではないでしょうか。

かゑるさんの説なら壁・壁梁とも厚180でいける
ということになりそうです・・・。
かぶり30+30なら標準図おさまりAのD16でまだ5mmづつの
施工誤差がとれます。
(壁構造配筋指針のP57にも許容差5mmになってる)

 私は現場を知らない構造屋なので悩みます・・
 (知らない人間は構造屋とは呼ばないか)

今やっている物件は期限せまっているのでとりあえず
壁梁・壁とも厚180にして、荷重だけは厚200+仕上げ
にして意匠さんにその旨伝えておくことにしました。
(後で厚200にもできるように)

大変ありがとうございました。
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便乗質問
yi 2006/05/02 19:23:03
擁壁に関して、便乗質問させてください。

1 裏込めにマツトを使用したとき、どのように処理されていますでしょうか?

2 逆Lの時、滑りにおいて突起なしで、1.0を確保するのはものすごく大変ですが、どのように対応されいますでしょうか?
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Re: 便乗質問
Lion 2006/05/03 11:49:02
yiサン
>1 裏込めにマツトを使用したとき、どのように処理されて
>いますでしょうか?
>2 逆Lの時、滑りにおいて突起なしで、1.0を確保するのは
>ものすごく大変ですが、どのように対応されいますでしょうか?

1は使った経験が無いです。

2の逆Lとは礎盤が逆になったケースですよね、土の押え重量
が無い訳ですから、当然滑ります、納まらない擁壁だと思って
ますが、時々計算例には載ってますね、私は出来ないよと言って
断ってます(H=1m程度なら納まりそう)。。。
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Re: 便乗質問
もぐら 2006/05/03 16:57:30
>1 裏込めにマツトを使用したとき、どのように処理されていますでしょうか?
図面に透水シ−トと明記するだけです。計算は同じにしています。
裏込め土は良い土という仮定で..


>2 逆Lの時、滑りにおいて突起なしで、1.0を確保するのはものすごく大変ですが、どのように対応されいますでしょうか?
>
要するに抵抗力を付ければ良いのです。
1.版厚を大きくする
2.底版位置を深くする(土の自重を増やす)
3.底版を長くする

つまり、当たり前の対応しかしていません。

それよりも滑りに対しての安全率は長期1.5ですよね?
地震時は1.0で計算していますが..
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Re: 便乗質問
yi 2006/05/03 19:18:02
どうしてこのような質問をさせてもらったかといいますと、
昨年、私も砕石もマットも区別なくクーロンで計算して、
工作物の申請を行っておりましたが、千葉県M市(具体名をだしてもいいんでしょうか?)において、擁壁用マットを使用する場合、内部摩擦角を1/2にて計算するようにとの指導を受けました。
私もそのことはメーカカタログから承知はしておりましたが、
土圧はそんなに影響は受けないだろうと思っており特に気にせずにやってきました。
最近、擁壁がおおくなっおり、且つ現場の予条件を考慮しますと、ほとんどマット対応です。
よって、試行錯誤の結果、安定の検討ではランキンで行い、断面算定では、クーロンとで使い分けています。

逆Lは、まじめに考えるとものすごいプロポーションになると思います。
宅地防災マニュアルでも、最初に突起なしで1.0を確保なんて書いてありますが、これがものすごく大変です。

したがって、最近は私も割り切って突起をつけ、埋め戻し+底版にかかる建物重量+粘着まで加算しやっとの思いでクリアーしています(土質試験は実施しています)。
先月も板橋区で3.9mの逆Lをこれでやりました。

ちなみに、建物重量を加算したら地耐力に対しチェックが入りましたが、これは納得でしたので訂正しました。

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kimu 2006/05/02 15:45:53
みなさん、はじめまして。

どなたか鉄骨造長スパン梁の温度応力の影響について分かる方がいらっしゃればご教授願えないでしょうか。

根本的にどのような場合により考慮する必要があるのか等、判断材料となるものなどがあれば教えていただけないでしょうか。
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Re: 鉄骨梁の温度応力について
kimu 2006/05/02 16:33:35
追記

先ほど投稿した内容に説明不足がありました。

建物形状:80m×80m H=8.0m 鉄骨造平屋建て
      (40m×2スパン,8m×10スパン)
屋根仕上:折板葺き(断熱裏はり材あり)自然排気ベンチレ−タ−設置

(鋼構造設計規準等はあまり説明が無く、学会荷重指針では明確な判断材料が分からなかったものですので・・・・)
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Re: 鉄骨梁の温度応力について
Lion 2006/05/02 17:03:14
kimuサン

>建物形状:80m×80m H=8.0m 鉄骨造平屋建て

私も先刻、100mx100mの倉庫を設計したですが
特に考慮していませんね>温度応力

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Re: 鉄骨梁の温度応力について
もぐら 2006/05/02 17:29:29
日本だと考慮しないかも..温度応力。
むか〜〜し、修業時代に中東の施設(格納庫??)を設計。
昼夜の温度差が50度(記憶あいまい)
その解析に温度応力を入れたら、ナ、ナ、ナント温度差による
鉄骨の伸びで断面が決まりましたトサ。
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Re: 鉄骨梁の温度応力について
kimu 2006/05/02 17:59:09
Lionさん もぐらさん 早々のご回答ありがとうございました。

実は確認申請での訂正で温度応力についてのコメントを求められたものですので・・・

一応今回は屋根材断熱付き及び屋根位置での換気を行い室内上下層の温度分布が極端に発生しない事と、壁面ブレ−ス等が無い事によりフレ−ム剛性が極端に高くない靭性のある建物ということでいきたいとおもいます。 

ありがとうございました。
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Re: 鉄骨梁の温度応力について
muga 2006/05/03 13:25:07
>一応今回は屋根材断熱付き及び屋根位置での換気を行い室内上下層の温度分布が極端に発生しない事

これは理由としては乏しいような気がします。温度応力は年次平均温度と最高温度の差、建て方時の温度とその時の温度差によって生じるものですから(約20〜30℃程度)、一年中鉄骨の温度を考慮しない範囲内に押えるのは困難かと思います。国内の規準では温度応力を考慮する規定は明確にはなかったと思いますが、記憶は定かではないのですがドイツかアメリカ規準では、50m以上の場合は温度応力を考慮しなければならなかったと思います。
対処法としては、50m以下程度にEXP.Jを設ける(クレーンの場合は不可)、ブレース構造の場合はなるべく中央部にブレースを設置する、もしくは仰られているように不経済ですがラーメン構造にする等が考えられます。この程度で回答になりますかどうか。?
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ICHI 2006/05/02 15:16:46
いつも拝見させていただいております。
今回ご教授願います。
混構造(1階鉄骨造、2階3階木造)の構造計算で
軒高9m、高さ13mを超える場合どういった計算をすれば
いいのでしょうか?(木造部分)

使用ソフト 木造り

よろしくお願いします。
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Re: 混構造3階建て 
もぐら 2006/05/02 17:32:58
確かル−ト3設計だった気が。

木造の保有!!やったことありません。
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Re: 混構造3階建て 
焼肉屋 2006/05/02 23:03:53
一度、防●センターさんに相談に行きましたが、実質ルート3無理なのでRC部分はルート2 上部は許容応力度設計
剛性率クリアも難しいので水平力に対して木部とRC部のアンカーの検討とか・・・  なんか色々と言われた気がしますが、その相談に乗ってくださった方も「ルート1でした方がいいすよ(汗」との事なんで 結局上記の検討はしないでなんとか13m9m以下にして貰いました ^^;

相談行ってみるのも手ですが。。。
私の時は設計期限や予算でしませんでしたが。。。
(問題解決のレスじゃなくて済みませんが ^^;)
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Re: 混構造3階建て 
天婆〜さん 2006/05/03 13:58:06
>いつも拝見させていただいております。
>今回ご教授願います。
>混構造(1階鉄骨造、2階3階木造)の構造計算で
>軒高9m、高さ13mを超える場合どういった計算をすれば
>いいのでしょうか?(木造部分)
>

(財)日本住宅・木材技術センター発行の木造軸組工法住宅
の限界耐力計算の手引きが参考になります。
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Re: 混構造3階建て 
喰えないラーメン屋 2006/05/03 22:05:16
>木造の保有!!やったことありません。

木造の保有!!やったことありません。+絶対に出来ません。>自分。(;_;)

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Re: 混構造3階建て 
確認検査員A 2006/05/08 09:31:51
 ICHIさま

 構造計算は、上部木造部分も下部RC部分もルート2又はルート3でOKです。ただし、XY方向それぞれで異なるルートを採用することは可能ですが、同一方向で階ごとに異なるルートは不可です。しかし、木造建築物の保有水平耐力計算は参考文献・研究が乏しく、実質的に不可能と思われます。(限界耐力計算は参考文献多数あり。)木造のルート2の注意点は、昭和55年建設省告示第1791号第1第1号に適合することです。つまり、筋交いのβ割増、筋交い端部の破断防止等です。
 しかし、もっとも注意を要するのが、法第21条第1項です。防火上の規定ですが、場合によっては、燃え代設計という大変やっかいな構造計算が必要なこともあります。意匠設計者と相談が必要です。軽々しく構造設計を請け負うべきではありません。
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端部の破断防止
小松川 2006/05/08 16:30:43
>つまり、筋交いのβ割増、筋交い端部の破断防止等です。

便乗質問ですいませんが、

筋交い端部の破断防止の検討方法について「混構造の手引き」の解説には具体的に述べられていませんし設計例でも何も行っていません。
面材耐力壁では通常の釘径・ピッチで、筋かいでは通常の筋かい金物を使用すれば、接合部の破断防止は満足していると考えてよいのでしょうか?
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Re: 端部の破断防止
確認検査員A 2006/05/08 17:40:58
 小松川さま

>筋交い端部の破断防止の検討方法について「混構造の手引き」の解説には具体的に述べられていませんし設計例でも何も行っていません。
>面材耐力壁では通常の釘径・ピッチで、筋かいでは通常の筋かい金物を使用すれば、接合部の破断防止は満足していると考えてよいのでしょうか?

 またまた私見で申し訳ないのですが、ここで言う「筋かい」は面材を含んでいないため、β算定の「筋かいが負担する水平力」には加算しなくてよいし、筋かい端部の検討も不要であろうかと思います。
 では、純粋な「筋かい」において、具体的に「当該筋かいの端部又は接合部に木材のめりこみの材料強度に相当する応力が作用する場合において、当該筋かいに割裂き、せん断破壊等が生じないことを確かめる」ためには、どのような検討が必要であるかを記述した文献を私は見たことがありません。よって、Zマーク品や、性能評価機関で終局耐力までの破壊の状態まで実験により確認されているものは、この規定を満足するものと判断しています。
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Re: 端部の破断防止
小松川 2006/05/08 19:31:51
返事をありがとうございます。

1階が8mスパンのS造で上部W造の計画がありまして、この点が気になっていたところです。
もし指摘を受けたら、権威あるかたの見解であると、この回答を見せたいと思います。

どうもありがとうございました。
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Re: 端部の破断防止
SHIN 2006/05/09 12:22:25
>筋交い端部の破断防止の検討方法について「混構造の手引き」の解説には具体的に述べられていませんし設計例でも何も行っていません。

軒高9m以下なら 38条でβ割り増し・破断の検討等は省略できると思われますが?
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Re: 端部の破断防止
小松川 2006/05/09 14:19:12
こんにちは。

>軒高9m以下なら 38条でβ割り増し・破断の検討等は省略できると思われますが?

施行令38条ですよね。
すいませんが、このどの部分で省略できると判断できるのでしょうか?

筋かいの端部接合については、「手引き」のp11に記載がありました。
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Re: 端部の破断防止
ウッド 2006/05/09 14:40:43
>施行令38条ですよね。

横からすみません。

法旧38条→住指発113号第三、4項だと思います。
ここでは剛性率についても1階RC部分が無いものとして考えて
よいことになっています。
高さ13m超え、軒9m超えに関してもこれを認めてもらえないと、
必ずルート3になってしまうのでは。
(防火上クリアしたとしても・・・。)
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Re: 端部の破断防止
確認検査員A 2006/05/09 16:40:55
 今は、法旧38条でなく、昭和55年建設省告示第1790号第6号です。
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Re: 端部の破断防止
ウッド 2006/05/09 17:33:59
確認検査員A様

> 今は、法旧38条でなく、昭和55年建設省告示第1790号第6号です。

ご指摘ありがとうございます。
法38条廃止に伴い建告1790号第6号が改正されていたのですね。
高さ13m、軒9m以下は必須ですね。
超えた場合、保有計算を逃れるのは難しそうですね。
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Re: 端部の破断防止
喰えないラーメン屋 2006/05/09 19:12:26
>高さ13m、軒9m以下は必須ですね。
>超えた場合、保有計算を逃れるのは難しそうですね。

超えない場合でも、鉄骨造は緩和がありませんので、剛性率に苦労する物と思われます。平面計画によっては偏芯率も・・・苦労するかも・・・。
一度、片屋根の高い方が9m超の計算依頼が・・・。
軒高と書かないで母屋高と書くように図面修正の依頼をしました。(^^;
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Re: 端部の破断防止
確認検査員A 2006/05/10 09:18:51
 喰えないラーメン屋さま

>一度、片屋根の高い方が9m超の計算依頼が・・・。
>軒高と書かないで母屋高と書くように図面修正の依頼をしました。(^^;

 当機関では、片流れ屋根でも、母屋の上が小屋組となっていれば、母屋天を軒の高さとして、審査しています。
 
 【参考】令2条第1項第7号
 軒の高さ 地盤面(中略)から建築物の小屋組(中略)を支持する(中略)敷げた(中略)の上端までの高さによる。
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Re: 端部の破断防止
喰えないラーメン屋 2006/05/10 10:28:03
> 当機関では、片流れ屋根でも、母屋の上が小屋組となっていれば、母屋天を軒の高さとして、審査しています。

やっぱり・・・(^^;
指摘されてからでは訂正が面倒なので、たしか軒高が9.1か9.2mだったかなぁ、勾配天井を緩くして8.95mに変更したのでありました。
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Re: 端部の破断防止
確認検査員A 2006/05/10 12:31:51
 喰えないラーメン屋さま

 すいません。訂正です。 
 母屋天でなく、梁(桁)天を軒の高さとしています。
 
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Re: 端部の破断防止
Lion 2006/05/10 13:31:15
確認検査員Aサン

割り込みですが・・・
 
> 母屋天でなく、梁(桁)天を軒の高さとしています。

我が脳のメモリーがちょっと混乱しています、片流れ屋根の
場合は低い方の桁天端を軒高、高い方の最上部を最高の高さ
として良いと言うことでしょうか?

 
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Re: 端部の破断防止
確認検査員A 2006/05/10 14:35:44
 
 Lionさま

 説明が下手ですいません。再度ご説明申し上げます。
 
 当機関では、片流れの屋根でも最上階の梁の上に立面的形状が直角三角形の小屋組を載せているのであれば、最上階の梁天を最高の軒の高さとしています。
 一方、最上階の梁を勾配させる場合は、高いほうの梁天を最高の軒の高さとするのが妥当であると考えています。
 余談ですが、後者の場合で「三角部分は柱梁に見えるが、オレは小屋組と認識してるんや。」と怒鳴る設計者さんは、未だいらっしゃいません。

 【再掲】令2条第1項第7号
 軒の高さ 地盤面(中略)から建築物の小屋組(中略)を支持する(中略)敷げた(中略)の上端までの高さによる。
 
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Re: 端部の破断防止
Lion 2006/05/10 15:12:39
 確認検査員Aサン

詳細な説明をありがとうございました、スッキリ解り
ましたです、片流れ屋根は登り梁では駄目よと言うこと
ですね、低い軒部分で一応陸梁を設けて小屋組としての
構成ならばOK。

勿論登り梁でも棟で9m超えねば良いが、、、先ず無理!
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Re: 端部の破断防止
確認検査員A 2006/05/10 16:51:35
 Lionさま

 そのとおりです。簡潔に表現されていて感心しました。

 ただ、これは、法文をそのまま読んだときの妥当な解釈であると私は考えていますが、他の確認検査機関や行政庁も同じ解釈とは限りません。むかし、「片流れ屋根は一方が壁が立っているから小屋組とはみなさない。」と言った建築主事もいましたが、私は、「切妻屋根も妻面の壁が立っているから小屋組でないと言うのか。」と言ってやりました。
 また、小屋組の形状などは無関係で、外見的な形状で判断すると堂々と公言している行政庁もあります。特に、日影規制の対象になるかで軒の高さが問題になります。確かに、近隣にどのような日照に関する影響があるかという規制に、小屋組の形状は無関係で、外見的な形状が問われるのは当然のようにも思えます。
 しかし、法に記述していることはそのとおり解釈すべきであり、勝手に法を捩じ曲げ、建築主事として責任追及がされる可能性が低くなる方向に解釈する態度は、無責任としか言いようがありません。
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Re: 端部の破断防止
たかお 2006/05/18 20:38:13
>
割り込んですみません
軒天の基準ですが・・・・・
新しい壁式基準(告示番号忘れたけど)の解釈だと低い方を軒天とするとのっていたと思います。木造の場合だめなんでしょうか。
それと審査機関の方がおられるので便乗して質問します。木造の混構造の記述では1階RC造+木造と記述されていると思うのですが1+2RC造+3階木造も適用範囲と判断してよいのでしょうか(RC部分ルート1、軒高さ9m以下、最高高さ13m以下の場合)
> Lionさま
>
> そのとおりです。簡潔に表現されていて感心しました。
>
> ただ、これは、法文をそのまま読んだときの妥当な解釈であると私は考えていますが、他の確認検査機関や行政庁も同じ解釈とは限りません。むかし、「片流れ屋根は一方が壁が立っているから小屋組とはみなさない。」と言った建築主事もいましたが、私は、「切妻屋根も妻面の壁が立っているから小屋組でないと言うのか。」と言ってやりました。
> また、小屋組の形状などは無関係で、外見的な形状で判断すると堂々と公言している行政庁もあります。特に、日影規制の対象になるかで軒の高さが問題になります。確かに、近隣にどのような日照に関する影響があるかという規制に、小屋組の形状は無関係で、外見的な形状が問われるのは当然のようにも思えます。
> しかし、法に記述していることはそのとおり解釈すべきであり、勝手に法を捩じ曲げ、建築主事として責任追及がされる可能性が低くなる方向に解釈する態度は、無責任としか言いようがありません。
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Lion 2006/05/02 14:41:03
下の擁壁の話題に関連して・・・

原則は簡単な筈の擁壁設計ですが、行政の指導が
厳しかったりで結構悩みます、最近は解析方法まで指導を
受けるケースが多いです、解析方法はみなさんどれを選択?

1)クローン公式
2)試行くさび法
3)テルツァーギの図表

また、土木と建築で荷重の掛かる位置も違うようです
土木は仮想背面、建築は縦壁背面。。。
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Re: 擁壁の計算法
もぐら 2006/05/02 17:21:57
Lionさん
>1)クローン公式
>2)試行くさび法
>3)テルツァーギの図表

基本は1です。(手計算で確認できるので)
上部土に傾斜がある場合は2で検討。

>
>また、土木と建築で荷重の掛かる位置も違うようです
>土木は仮想背面、建築は縦壁背面。。。
多分、摩擦係数、土の重量なんかも違うはず。
建築は前にも書きましたが、”宅地防災マニュアルの解説”が基本です。
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Re: 擁壁の計算法
構造見習い 2006/05/02 20:46:52
私もクーロン式で行ってます。
一番シンプルな感じがするので・・
理由はそれだけです。

いつもすべりで苦労します。
摩擦係数ちょっと厳しすぎ・・
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Re: 擁壁の計算法
青虫 2006/05/02 21:37:07
私も1)クローン公式です。

でもいつも悩むのは、内部摩擦角をどうするかです?

純粋な粘性土(内部摩擦角0°)の場合は?
埋め戻し土となる場合は?

皆さんはどうしているのでしょうか。
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Re: 擁壁の計算法
構造見習い 2006/05/02 22:11:11
>でもいつも悩むのは、内部摩擦角をどうするかです?
>
>純粋な粘性土(内部摩擦角0°)の場合は?
>埋め戻し土となる場合は?
>
私はちょっと雑ですが・・・
土圧係数KAが0.5になる数字にしてます。
20°くらい?
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Re: 擁壁の計算法
焼肉屋 2006/05/02 23:21:45
>1)クローン公式
>2)試行くさび法
>3)テルツァーギの図表

基本的に1.ですが 宅地造成マニュアルで条件付きでKaを直接入力でやったり
あと同じく土塊に傾斜あるときは2.か改良試行くさび法とか・・・
ただホントに行政や出す課によって細かい設定あったりしていつも右往左往してる気がします。

あと2段擁壁とか検討する時に 右城猛/著 、理工図書「Excelによる擁壁設計 誰でも簡単にできる」などを読まれると色々大まかに分るかもしれません。詳しい専門書もあったんですがよく分らなくて・・・(汗
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Re: 擁壁の計算法
青虫 2006/05/03 11:48:19
>私はちょっと雑ですが・・・
>土圧係数KAが0.5になる数字にしてます。
>20°くらい?

構造見習いさん。ありがとうございます。
私も原則としては、Ka=0.5(φ=20°)で
やっているのですが、25°とか30°にしている人も
いるので土圧係数を大きく評価し過ぎているかと
少し気にしていました。
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Re: 擁壁の計算法
Lion 2006/05/05 20:28:39
皆さんいろいろご意見ありがとうございました。。。

擁壁のプロポーションは高さの70〜80%の
底盤幅がそれらしいのですが、KA=0.5 にすると
底盤の方が大きくなります、クーロン土圧で
ちょっと試算して見ました(自前プロ使用です)

仮定は高さは4m、上載荷重10kN/平米、
安全率1.5、矩体寸法適当!(あまり影響無し)

KA=0.5 μ=0.3 仮想背面 0度 底盤幅5.55m 接地圧108
KA=0.5 μ=0.3 仮想背面15度 底盤幅5.10m 接地圧104

KA=0.4 μ=0.4 仮想背面 0度 底盤幅3.30m 接地圧144
KA=0.4 μ=0.4 仮想背面15度 底盤幅2.95m 接地圧144

仮想背面0度は縦壁に土圧を掛ける場合(建築仕様)です。

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訂正(恥);;;
Lion 2006/05/08 09:42:33
>1)クローン公式

クローン=>>>クーロンの間違いです(..;)
名前は正確には:Charles Augustin de Coulomb:フランス人
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Re: 擁壁の計算法
土木や 2006/05/08 11:46:28
>1)クローン公式
>2)試行くさび法
>3)テルツァーギの図表

自分は名前の通り土木ですが、2の試行くさびです。
天端がフラット及び一様な盛土ならクーロンと同じ結果が出ますけどね。

あと土質条件ですが土木は道路土工-擁壁工指針を使うのですが
レキ質土→γ=20kN/m3,Φ=35°
砂質土→γ=19kN/m3,Φ=30°
粘性土→γ=18kN/m3,Φ=25°
と記載されています。
(この数値になれているもんでたまに建築の物件をやるとやはり建築は安全側に設定されているな〜って思います)

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Re: 擁壁の計算法
Lion 2006/05/09 15:32:13
土木やサン

>あと土質条件ですが土木は道路土工-擁壁工指針を使うのですが
>レキ質土→γ=20kN/m3,Φ=35°
>砂質土→γ=19kN/m3,Φ=30°
>粘性土→γ=18kN/m3,Φ=25°

φ=30度、KA=0.33程度で計算せねば、擁壁らしい
プロポーションにはならないですね、建築的計算法は
安全率を見過ぎだと思いますが、KA=0.5なんて
礎盤の方が縦壁よっか大きくなりまする。。。
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土木や 2006/04/28 10:17:28
色々探してここにたどり付きました。宜しくお願いします。
自分は土木屋なんですが建築の基準について教えて下さい。
造成工事に使用する擁壁の上載荷重について記載のある文献、もしくはサイト等ありましたらご教授ねがいます。
住宅平屋建てが5kN/m2(0.5t/m2)、2階建て10kN/m2(1.0t/m2)が一般的なんて話を聞いたのですが、
いくら調べても見つからないもので・・・宜しくお願いします。
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
Lion 2006/04/28 10:24:09
土木や サン

>造成工事に使用する擁壁の上載荷重について記載のある文献、
>もしくはサイト等ありましたらご教授ねがいます。

法律、文献等は無いでしょう、実情に応じて決定、
各行政、宅造の担当での指導が有ります、大概は最低
1t/平米程度、土圧、滑り、地震などの規制も
有るので、行政に問うた方が良いです。。。
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
もぐら 2006/04/28 11:20:28
土木やサン

各種基準(道路工等)イロイロありますが、建築の場合は
”宅地防災マニュアルの解説”ぎょうせい \12,000が基本です。

その中に積載荷重として、0.5〜1.0t/u(実情に合わす)とあります。
私はいつも1.0t/uみています

上記の本は結構役に立ちますよ。お勧め>ここの住人
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
POP 2006/04/28 13:54:13
>住宅平屋建てが5kN/m2(0.5t/m2)、2階建て10kN/m2(1.0t/m2)が
>一般的なんて話を聞いたのですが、

10年以上前ですが、擁壁の上載荷重10kN/m2を見るのに
木造住宅の概略図を描いて計算した覚えがあります。
帳尻合わせて10kN/m2にしたような・・・。

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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
土木や 2006/04/28 15:10:28
みなさんありがとうございます。(遅くなってすいません)

>各種基準(道路工等)イロイロありますが、建築の場合は
>”宅地防災マニュアルの解説”ぎょうせい \12,000が基本です。
>
>その中に積載荷重として、0.5〜1.0t/u(実情に合わす)とあります。

0.5〜1.0t/m2ですか、何を基準に選定するんですかね?
と言うのも、今回1.0t/m2で設計したものに何故0.5t/m2ではダメなのか?(経済的に)と問い合わせを受けたもので・・・
すいませんもう少し調べてみます。
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
sym125 2006/04/28 17:32:39
土木やサン
>0.5〜1.0t/m2ですか、何を基準に選定するんですかね?
>と言うのも、今回1.0t/m2で設計したものに何故0.5t/m2ではダメなのか?(経済的に)と問い合わせを受けたもので・・・
>すいませんもう少し調べてみます。
こんにちは
横浜市の「宅地造成の手引き」で擁壁構造基準があり表面載荷重について簡単に解説されおり「表面載荷重は実情によるが、一般的には木造二階程度の表面載荷重として10KNn/uを見込むよう努めること。」と書かれています。
実情にあえば0.5KN/uでもいいですが、将来木2や木3の計画がでた時「擁壁が・・・」とならないようによく打合せをされた方がいいと思います。
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
構造見習い 2006/04/28 18:57:18
>横浜市の「宅地造成の手引き」で擁壁構造基準があり表面載荷重について簡単に解説されおり「表面載荷重は実情によるが、一般的には木造二階程度の表面載荷重として10KNn/uを見込むよう努めること。」と書かれています。

これって3階建S造直接基礎(接地圧50KN/u)とかの建築物
を建てる時はどうするのでしょう?
擁壁に影響の無い所まで下げろ ということでしょうが・・
意匠設計者から平・立・断程度をもらって構造設計する
だけの人間が耐圧板の下30度の所に10KN/uで設計している
擁壁や地下があることなど、どうやって気づけば良い
のでしょう?
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
喰えないラーメン屋 2006/04/28 19:32:53
>これって3階建S造直接基礎(接地圧50KN/u)とかの建築物
>を建てる時はどうするのでしょう?
>擁壁に影響の無い所まで下げろ ということでしょうが・・

擁璧に影響しないように構造設計します。
擁璧が崩れたら構造設計者の責任です。

>意匠設計者から平・立・断程度をもらって構造設計する
>だけの人間が耐圧板の下30度の所に10KN/uで設計している
>擁壁や地下があることなど、どうやって気づけば良い
>のでしょう?

設計者は敷地調査しないといけません。
・・と、まじめに書いた。(^^;

構造設計業務で現場調査には生きませんからね。
代願業務でも敷地に行かずに図面を書くことも・・・
申請の行きがけに現場を見て、ビックル飲み込んだ。
10mちかい崖があったなんてことも・・・。(;_;)

構造設計者欄に名前を書くようになると、責任を問われるでしょうね。
配置図・敷地断面図・デジ写真で確認すればよいのでは。

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きっこの日記
もぐら 2006/04/28 20:12:55
>ビックル飲み込んだ。
どこかで聞いたナ。
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
もぐら 2006/04/28 20:18:17
構造設計をやるのに、現地行かないんですか?

私はほとんど行きますよ。実際行かないと分からないこと多いです。
杭、鉄骨が搬入できるか?(細い道)
周りの状況。ブロック塀が隣地境界にあったり(堀方注意)

現調は大事です
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
喰えないラーメン屋 2006/04/29 10:23:46
>構造設計をやるのに、現地行かないんですか?

建設地の地番から座標を調べる。→衛星写真をコンピューター処理。→パースにして地形などを確認。・・・なんてこともしています。
ほとんど意匠事務所に聞き取り調査。町外物件で現場に行くのは・・・旅費その他採算上難しい。
内容の一部虚偽があったことをお詫びいたします。m(_._)m
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
素人 2006/04/29 15:56:13
>建設地の地番から座標を調べる。→衛星写真をコンピューター処理。→パースにして地形などを確認。・・・なんてこともしています。

ふと思いましたが、衛星写真ってどこでみれるんでしょうか?
有料なんですか?
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
もぐら 2006/04/29 16:57:09
>ふと思いましたが、衛星写真ってどこでみれるんでしょうか?
>有料なんですか?

http://map.goo.ne.jp/map.php?SN=2&MAP=E139.42.23.900N35.41.26.350&C1=13&A1=%C5%EC%B5%FE%C5%D4&M1=E139.41.42.170N35.41.10.740&C2=104&A2=%BF%B7%BD%C9%B6%E8&M2=E139.42.23.900N35.41.26.350

無料。でもある程度都会のみ。
我が家は...範囲外。
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
第2種兼業構造事務所 2006/04/29 17:29:48
>>ふと思いましたが、衛星写真ってどこでみれるんでしょうか?
>>有料なんですか?

こっちのほうがいいかも・・・
世界全カバー

http://www.google.co.jp/maphp?hl=ja&tab=wl&q=

>我が家は...範囲外。

小さいながらも表示できるかも・・・
だけど、自分んっち探すのが大変・・・
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
構造見習い 2006/04/29 19:42:10
>設計者は敷地調査しないといけません。
>・・と、まじめに書いた。(^^;
>

自分の構造設計に対する認識の甘さを痛感してます
今までほとんど現場に行ったことなく・・

こないだ配筋検査に行き鉄筋のおさまりなども図面ほど
簡単にいかないことも実感しました。

今後ともこのホームページをみて精進していきたいと
思います。

衛星写真はすごいですね〜
しかし人間欲がでるものでもう少し拡大したのが
見たくなってしまいます。
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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
あれまぁ〜 2006/04/29 23:46:52
>倅が帰省してきたので親子で酩酊酎。

ラーメンさんのせがれさんにも一言お願いします。


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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
素人 2006/05/01 06:32:39
>我が家は...範囲外。

我が家も範囲外でした。
ありがとうございました

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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
POP 2006/05/01 11:23:00
>>我が家は...範囲外。

田舎ながら我家を発見!
田舎だから家見付けるのも楽ちん
でも皆さんのお宅は範囲外・・・
当方田舎なのに範囲内・・・
観光地だからかな?

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Re: 宅地造成に使用する擁壁の上載荷重について
土木や 2006/05/02 10:33:19
sym125 サン

レスありがとうございます。
色々調べてみましたが、もぐらさんの仰る”宅地防災マニュアルの解説”にしか記載ありませんでした。

>横浜市の・・・木造二階程度の表面載荷重として10KNn/uを見込むよう努めること。
のような具体的な指導がほしいですね。だって最近の住宅は2階建てが当たり前のような感じですものね。(鉄骨、コンクリートパネルも増えてきてますし)

一軒、一軒違った擁壁設置するようかな。現在更地はどうしよう・・・納得できませんな〜はぁ〜

皆さん色々ありがとうございました。
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初心者 2006/04/28 01:44:00
WRC造で傾斜地により片土圧を受ける場合、地震時の平均せん断応力度に土圧をどのように考慮するべきでしょうか?
宜しくお願い致します。
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Re: WRC造で片土圧を受ける場合の平均せん断応力度について
もぐら 2006/04/28 06:48:51
(土圧Q+地震QE)/AW
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Re: WRC造で片土圧を受ける場合の平均せん断応力度について
米松 2006/04/28 08:28:42
>(土圧Q+地震QE)/AW

上記に加えて、荷重方向が90度違うので、土圧を受ける部分は、
SQRT((土圧τ)^2+(地震τ)^2)/AW もCHECKする、のはどうでしょうか?
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